日本教育新聞社では、「教育セミナー関西2011」を8月5日に兵庫県豊岡市にて開催する。 今回は日本教育新聞創刊65周年記念のセミナーとなり、「地域や学校の実践から我が国の教育を変える」がテーマとなっている。 幼小中連携をはじめ新しい地域教育の創造をめざしている豊岡の取組みを前面に出しながら、地域のすべての子どもが生き生きする学校にするために何をすべきかを、国レベルの教育政策、行政、カリキュラム、学校経営、そして地元の行政や研究実践にかかわっている専門的立場から意見を出してもらいながら、実践的な方向性を探っていくという。 セミナーでは、兵庫教育大学大学院教授の加藤明氏による「確かな学力を育てる指導と評価のあり方」と題した基調講演や、千葉大学教授の天笠茂氏による「学校の組織マネジメント力・カリキュラム作成力を問う」と題した課題講演が行われる。また、午後からは、パネルディスカッション「新しい地域教育の創造〜豊岡のすべての子どもが生き生きする学校にするには〜」などが行われる予定。 主催者よれば、豊岡は教育者の先達である東井義雄氏が「村を育てる学力」を提唱・実践したところでもあるといい、教育関係者の積極的な参加を呼びかけている。◆教育セミナー関西2011開催日時:8月5日(金)(受付開始 9:00 開会 9:30 閉会 16:30)会場:豊岡市民会館文化ホール 兵庫県豊岡市立野町20−34参加費:5,000円(資料代含む)定員:500人申込方法:ホームページまたは、ファックスにて【プログラム】[開会行事] :30〜9:40 市長歓迎あいさつ 中貝宗治氏(豊岡市長)[基調講演]9:40〜10:50 確かな学力を育てる指導と評価のあり方 加藤明氏(兵庫教育大学大学院教授、中教審専門委員)[課題講演]10:55〜12:05 学校の組織マネジメント力・カリキュラム作成力を問う 天笠茂氏(千葉大学教授、中教審臨時委員)[パネルディスカッション]13:10〜15:10 新しい地域教育の創造〜豊岡のすべての子どもが生き生きする学校にするには〜 浅田匡氏(早稲田大学人間科学学術院教授)=コーディネーター 日置光久氏(文部科学省初等中等教育局視学官) 天笠茂氏(千葉大学教授、中教審臨時委員) 佐藤真氏(兵庫教育大学大学院教授) 嶋公治氏(豊岡市立豊岡小学校長)[総括講演]15:20〜16:30 これからの学校教育の役割と教師の使命 梶田叡一氏(環太平洋大学学長、前中教審教育課程部会長)