新京成電鉄は6月10日、日本民営鉄道協会と共同で開発した鉄道体験学習デジタル教材「新京成で知る・新京成でいく 下総東葛飾のまちたんけん」を公開した。 同サイトは、小・中学生を対象に、鉄道乗車体験を通じて地域を知り地域をたずねることで、郷土への愛着を育んでもらうことを目的に、沿線の地域学習資源を収集しWEB学習教材としてとりまとめたもの。 千葉県・松戸市の「松戸」駅と習志野市の「京成津田沼」駅を結ぶ「新京成線」の24の駅それぞれについて、周辺の神社仏閣や名勝旧跡、歴史資料館などを紹介したり、地名や駅名の由来などを解説している。 また「テーマでたずねる下総東葛飾」のコーナーでは、律令制度にさかのぼる「下総国」の歴史や地形の成り立ちから、鉄道技術によって開発されるに至る近・現代の歴史や産業まで、さまざまなテーマで沿線地域を紹介している。 同社では、沿線の小・中学校において地域学習の教材や夏休みの自由研究として活用してもらうほか、幅広い世代に利用してもらい沿線地域に興味をもってほしいとしている。 なお日本民営鉄道協会では、このほかにも鉄道体験学習デジタル教材として、富士急行、遠州鉄道、江ノ島電鉄、小湊鉄道の各沿線の情報を調べることができる学習サイトを公開している。