【中学受験・進学塾の悩み解決:四谷大塚】週例テストは良い点数なのに、組分けテストになると点数が取れなくなり

 6年生男子の母です。5年生からずっとなのですが、週例テストでは良い点数がとれるのに、組分けテストになると点数がとれません。

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 「6年生男子の母です。5年生からずっとなのですが、週例テストでは良い点数がとれるのに、組分けテストになると点数がとれません。偏差値はひどい時には、週例テストより10ぐらい下がってしまいます。勉強方法が悪いのでしょうか。志望校を考えるとCコースのクラスに上がっておきたいのですが、今はBコースのテストを受けています。」に回答します。

 「週例テスト」はコースごとの問題立て、「組分け」は共通問題となっているために、試験を受ける母集団が変わります。そのために、偏差値は通常大きく変わるはずです。Aコースの「週例テスト」で偏差値60を取っているお子さんが、「組分け」では偏差値45ぐらい、Bコースの偏差値60が、「組分け」では偏差値55ぐらい、Cコース偏差値60が、組分けでは偏差値62~3になるのが、普通です。

 また、Aコースのお子さんの場合、普段の学習レベルが組分けの問題レベルに達していないことも多く、クラスでの学習を継続したからと言って、組分けテストでの点数が上がるものではありません。普段の学習の中に「週例テスト」対策だけではなく、一段レベルの高い学習を組み込んでいくことが必要です。

 さて、お子さんの状況を拝見する限り、これらコースの違いによって数字が変動しているというだけではなさそうですね。とすれば、学習方法の改善が必要となります。週例テストが良く、総合テストが悪いというのは、知識が定着していないことを表すからです。いわゆる「付け焼刃」の知識で、週例テストをやり過ごしている可能性があります。

 お子さんの学習が表面的な暗記にとどまっている場合、理解を伴う学習に変えていく必要があります。そのためには、「予習シリーズ」の例題について、その解き方をお子さんに説明させるようにしてください。お子さんに説明させることによって、「分かる」という感覚をお子さん自身が気づいていきます。
《中学受験 個別指導のSS-1 講師》

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