東京電力は11月1日、電力の「今冬の需給見通しについて」発表した。12月末、1月末、2月末の時点で、220~340万kW程度の供給予備力を確保できるとしている。 具体的には、今冬は、定期検査に入る予定の柏崎刈羽原子力発電所5号機などの減少要因があるものの、地震により被災した共同火力の一部運転開始などの増加要因を織り込んだ結果、5,490万kW(12月末)、5,460万kW(1月末)、5,370万kW(2月末)の供給力を確保できる見通し。 これは、昨年冬期の最大電力である5,150万kWに対して、220~340万kW程度の供給予備力を確保できることになるという。 同社では、計画停電は原則不実施を継続するが、引き続き無理のない範囲での節電への協力を呼びかけている。