世界で活躍するトップリーダー養成校ハーバード・ビジネス・スクール(HBS)とは 2011年11月29日東京都渋谷区にてハーバード・ビジネス・スクール日本リサーチセンター長の佐藤信雄氏によるセミナーが開催された。 ハーバード・ビジネス・スクールでは世界のトップリーダーを育成するためにどんな教育をしているのか?なぜ、世界で活躍する優秀なグローバル人材を次々に輩出できるのか? まずはハーバード・ビジネス・スクールが行っているケースメソッドについて講義が行われた。世界トップレベルの学校では教授陣が常に企業に関わり、ケースメソッドを作ることで努力を続け、最新の社会情勢を授業にも反映させている。 グローバルに活躍できるトップレベルの人材を育成する為には、教える側もトップレベルであり続ける必要があるという。 では生徒の成績評価はどうなっているのか。 教育現場では比較的珍しい「相対評価」が導入されているという。 試験の点数等が良くても、クラスのなかでの順位が下位だと成績に響くというものだ。つまりクラスメートと常に競争していなければいけない厳しい環境の中で生徒が自分自身を高めているという。 日本人留学生が減少傾向にあるなか、中国など他の国からの留学生が増えている。ハーバード・ビジネス・スクールとしても、国籍のバラつきを保つため日本人留学生の誘致に力をいれており、今後の動向が注目される。