高校偏差値と鉄道との関係…首都圏沿線「学力偏差値」ランキング

 オウチーノ総研は2月6日、首都圏沿線「学力偏差値」ランキングの結果を発表。高所得層が多く居住する街が点在するJR根岸線、JR横須賀線、東急東横線などには、偏差値の高い公立高校が多いという。

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首都圏沿線偏差値ランキング(オウチーノ総研調べ)
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 オウチーノ総研は2月6日、首都圏沿線「学力偏差値」ランキングの結果を発表。高所得層が多く居住する街が点在するJR根岸線、JR横須賀線、東急東横線などには、偏差値の高い公立高校が多いという。

 この調査は、各沿線にある公立高校の中から、偏差値が65以上の学校の割合を算出し、ランキングしたもの。該当する高校が40%あったJR根岸線がランキング首位。その後を、東京メトロ丸ノ内線(33.3%)、JR横須賀線(30.8%)、東急東横線(30%)が続いた。

 同社によると、「住みたい街」、「好きな街」としてブランドイメージの高い自由が丘、吉祥寺などを通過する沿線がランクイン。また、沿線別金融資産ランキングや沿線別総所得ランキングで上位の京王井の頭線、東急東横線もランキングで第3位と第4位にランクイン。住宅地の評価額と偏差値のつながりは、田園調布、山手、永田町、神宮前、目白、白金、麻布、本駒込などの高級住宅地を通る沿線がランクインした傾向からもうかがえる。

 高校の学力と、住宅地の評価額の関連性は米国でも見られ、一般的にレベルの高い公立高校がある地域は、家の評価額も高いという。子どもを一流大学に進学させるために私立高校に通わせることに比べ、比較的安く済むからだという。今回の調査では、少なからず、首都圏においても同様の傾向があるといえるであろう。
《湯浅大資》

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