児童・生徒の平均歩数は1日1万歩で推定値を大きく下回る…東京都

 東京都教育委員会は、都内公立学校の全児童・生徒を対象とした統一的な体力・運動能力、生活・運動習慣等調査および全国初となる児童・生徒の広域的な歩数調査を実施し、2月9日に発表した。

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調査の結果
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  • 東京都の児童・生徒の1日平均歩数
  • 日常生活活動に関する調査(広域歩数調査)実施規模
 東京都教育委員会は、平成22年7月に策定した「総合的な子供の基礎体力向上方策(第1次推進計画)」に基づき、都内公立学校の全児童・生徒を対象とした統一的な体力・運動能力、生活・運動習慣等調査および全国初となる児童・生徒の広域的な歩数調査を実施し、2月9日に発表した。

 日常生活活動に関する調査(広域歩数調査)結果では、1日の平均歩数は小学生11,382歩、中学生9,060歩、高校生8,226歩。全体で10,445歩となり、これまでの1日の平均歩数推定値約13,000歩を大きく下回った。

 また、小学校から高校までの児童・生徒の平日の活動状況は、おおむね校内の活動が約35%、校外の活動が約65%を占めている。平日と休日の比較では、全学年男女ともに休日よりも平日の平均歩数が上回った。

 また、小・中・高校ともに、家の近くに一緒に遊ぶ(運動・スポーツをする)友達が「大勢いる」児童・生徒は、「あまりいない」児童・生徒に比べて1日の平均歩数が多かった。体力・運動能力総合評価が高い児童・生徒は、平日・校内活動・放課後活動・休日・1日の平均歩数のすべてにおいて低いの児童・生徒より歩数が多いことがわかった。

 1日の平均歩数は、学年が上がるにつれて減少し、男子よりも女子は少ない。成人の平均歩数は、男性約7,200歩、女性約6,400歩で、高校生は成人の生活・行動様式に近付いている結果となった。
《田村麻里子》

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