全国学力テスト2012、初の理科含め応用力を重視

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文科省、全国学力テスト
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 4月17日に行われた平成24年度の全国学力・学習状況調査(全国学力テスト)の解答や解説資料、学習環境などの質問紙が各新聞社のWebサイトにて公開されている。今年度の学力テストは、理科が新たに加わっただけでなく、内容も問題解決力を意識し、思考力、活用力、応用力などを問う問題が目立った。

 テストの構成は大きく2つに分かれており、国語、算数・数学、理科の学力調査と、生活環境や学習環境などに関する質問紙調査。学力調査では、「知識」に関する問題と「活用」に関する問題に分けられており、特に後者は実生活のさまざまな場面に活用する課題解決のための構想力、実践力、評価・改善力など、問題解決力に重点を置いている。

 国語の問題では、サクラ、マラソン、デジタルカメラなどを題材にした出題がされるなど、時事や実生活を意識した問題が目立った。特に中学生に出題された問題では、祖母からデジタルカメラに関する相談を受けたという設定で、シャッターボタンの押し方を祖母が理解できるよう説明する能力が試された。また、中学生の数学の問題でも、江戸時代の数学書「塵劫記」を題材にした問題が出されるなど、他教科と関連した問題も多かった。

 今年度追加された理科の調査においては、国語、算数・数学のように明確に「知識」「活用」と分けず、一体的に問う調査方法をとったという。インターネットを使って情報交換をする問題設定や、白熱電球とLED電球の消費電力の違いを計算する問題など、実生活に直結した問題が目立った。

 今回の全国学力テストは、理科の追加や、応用力や問題解決力を重視した出題など、テストの新たな挑戦が多かった分、文科省の調査結果報告が注目される。
《湯浅大資》

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