親が子どもに語り継ぎたいお話、総合1位は「桃太郎」

 バンダイは4月25日、保護者を対象に実施した「こどもアンケートvol.200 お子様に語り継ぎたい童話や昔話は何ですか?」のアンケート結果を発表した。子どもに語り継ぎたい童話や昔話の男女総合ランキングと、年齢別(男子・女子)アンケートの結果を公開している。

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 バンダイは4月25日、保護者を対象に実施した「こどもアンケートvol.200 お子様に語り継ぎたい童話や昔話は何ですか?」のアンケート結果を発表した。

 同調査の対象は、雑誌、新聞およびインターネットのアンケート付きプレゼント企画の応募よりランダムに抽出した、0歳から12歳の子どもを持つ保護者2,000人(男の子の保護者1,000人、女の子の保護者1,000人)。調査期間は1月31日〜2月9日。

 資料には、子どもに語り継ぎたい童話や昔話の男女総合ランキングと、子どもの年齢別(男子・女子)アンケートの結果(上位10位)を掲載している。

 今回の調査で総合1位となったのは、「桃太郎」(20.3%)。「一人では困難なことでも、仲間と一緒に立ち向かうことで目的を達成できるということを物語から伝えられるから」(5歳女児の母親)など、主人公の桃太郎の姿を通じて、仲間の大切さを子どもたちに伝えられる点が保護者から高い人気を集めている。また、男の子の保護者の回答では「桃太郎のように強くたくましい子に育ってほしい」(2歳男児の母親)といったコメントが多く挙がっている。

 2位には「うさぎとかめ」(9.6%)がランクインした。コメントには、「かめのように歩くのは遅くてもコツコツと努力を続ける者が最後に勝つというストーリーが良い」(0歳男児の母親)や、「うさぎの姿を見て、得意なことでもなまけてしまったらダメということが教えられる」(1歳女児の母親)など、何ごとにおいても継続・努力する大事さを伝えられる点が人気を集めている。

 総合3位にランクインした「笠地蔵」(8.2%)は、「おじいさんとおばあさんの行いを見て、自分のことばかりではなく、人に気がつかえる優しい子に育って欲しい」(7歳女児の母親)というように、思いやりの心が描かれている点を評価する保護者が多くみられた。

 4位の「シンデレラ」(5.9%)は、女の子の2位にも入っており、「シンデレラの絵本を読んであげると、自分もお姫様になったかのように目をキラキラさせながら聞いてくれる」(4歳女児の母親)というように、お姫様に憧れている女の子が多いようだ。また、「私自身もすごく好きな話で、何度も母に絵本で読んでもらった。女の子なら誰でも1度は憧れる夢のある話なので、娘にも読んであげたい」(1歳女児の母親)のように、母親が子どものころに好きだった物語を娘に語り継ぐ回答も寄せられている。

 今回のアンケートでは、「鶴の恩返し」「かぐや姫」「泣いた赤鬼」「ぐりとぐら」など総種類数164作品の童話・昔話が挙げられ、さまざまな意見が寄せられたという。コメントにも作品ごとに子どもたちに伝えたいメッセージを書き添える保護者が多くみられ、童話や昔話を伝えることを通じて子どもたちの将来を願う親心が垣間見えたとしている。
《前田 有香》

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