日本人オリンピック初参加から100年、文科省と筑波大が公開討論会7/3

 文部科学省は、公開討論会「筑波大学とオリンピック100年〜嘉納治五郎のストックホルムからロンドンまで〜」を7月3日に同省の情報ひろばラウンジにて開催する。

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公開討論会「筑波大学とオリンピック100年」
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 文部科学省は、公開討論会「筑波大学とオリンピック100年〜嘉納治五郎のストックホルムからロンドンまで〜」を7月3日に同省の情報ひろばラウンジにて開催する。

 同イベントは、ロンドンオリンピックの開幕を前に、筑波大学のオリンピックとスポーツに関する教育・研究の取組をテーマにした広報企画イベント。

 今年は、1912年にストックホルムで開催された第5回オリンピック競技大会に日本選手団が初参加してからちょうど100周年にあたる。また、7月27日からイギリス・ロンドンで第30回大会が開催されるオリンピックの年でもある。

 100年前のストックホルム大会において、日本選手団団長を務めたのは、筑波大学の前身・東京高等師範学校の嘉納治五郎校長であり、また、この大会に参加した2人の選手のうち、1人が同じく東京高等師範学校の金栗四三選手(マラソン)だった。筑波大学は、その後も、日本でもっとも多くの金メダル(8個)を獲得した体操の加藤澤男選手をはじめ、多くのメダリストを輩出しており、今年のロンドンオリンピックにも、現役学生や卒業生が柔道やサッカー等の競技に多数出場を予定している。

 当日は、大学として強い結びつきを有するオリンピック(100年の歴史とロンドンオリンピックの期待・展望)をテーマとして、大学所属のオリンピック関係者やゲストによる講演・トークイベントを開催し、大学との関わりについて広く発信するという。また、各公演後には参加者全員でフリートーク形式で討論を行う予定。同イベントには、誰でも自由に無料で参加できる。

 イベントの模様はインターネットライブ配信されるほか、ディスカッション(フリートーク)中に、Twitter上で視聴者からの質問や意見を募集し、番組内で出演者に回答してもらう。#mextliveを付けて意見等をツイートする。

◆公開討論会「筑波大学とオリンピック100年」
~嘉納治五郎のストックホルムからロンドンまで~
開催日時:7月3日(火)16:00~17:30
場所:文部科学省「情報ひろば ラウンジ」
   東京都千代田区霞が関3-2-2 旧文部省庁舎1階
出演者:
・河合季信氏 筑波大学准教授(アルベールビルオリンピック・ショートトラックリレー5000メートル・銅メダル)司会
・真田久氏 筑波大学教授(体育専門学群長・オリンピック教育、嘉納治五郎研究)
・山口香氏 筑波大学准教授(ソウルオリンピック・柔道・銅メダル)
・谷川聡氏 筑波大学准教授(アテネオリンピック・陸上110メートルハードル代表)
・森岡裕策氏 文部科学省スポーツ・青少年局スポーツ振興課スポーツ連携室長
【プログラム】
[講演]
1 オリンピック100年と嘉納治五郎、筑波大学の歴史について
2 オリンピック誘致に関連したオリンピックムーブメントについて/真田久氏 筑波大学教授
3 実際のオリンピック出場経験者として、オリンピック出場を通して得たもの、ロンドンオリンピックへの期待、その他出場経験者しか知らないオリンピックのトリビア情報について/河合季信氏、山口香氏、谷川聡氏
4 2020年第32回オリンピック競技大会・第16回パラリンピック競技大会の立候補都市として、東京が承認されたこと及び今後の期待について/森岡裕策氏
[ディスカッション]
 各テーマの講演内容(順不同)について、各講演後、参加者全員でフリートーク形式で討論を行う
[インターネットライブ配信]
・Ustream 文部科学省チャンネル http://www.ustream.tv/channel/mext
・ニコニコ動画 文部科学省チャンネル http://ch.nicovideo.jp/channel/mext
《前田 有香》

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