自転車保険、加入のきっかけは62.4%が「家族が心配だから」

 エアーリンクは9日、「自転車保険の加入に関する調査」の結果を公表した。調査期間は6月26日〜27日で、自転車を利用している30歳〜59歳までの男女300名から回答を得た。

生活・健康 交通・クルマ
あなたは自転車保険への加入を考えていますか(N=300)
  • あなたは自転車保険への加入を考えていますか(N=300)
  • 自転車保険への加入を考え始めたきっかけ(N=125)
  • どの点を注意し加入を検討しますか? (N=125)
  • 自転車保険への加入を考え始めたきっかけ(N=33、加入済み)
  • どの点を注意し加入を検討しますか? (N=33、加入済み)
  • 自転車の責任保険の内容
  • キャンペーンバナー
 エアーリンクは9日、「自転車保険の加入に関する調査」の結果を公表した。調査期間は6月26~27日で、自転車を利用している30~59歳の男女300名から回答を得た。

 警視庁のデータによると、2011年中の自転車事故発生件数は全国で147,629件、東京都で20,480件。都市部では、交通事故全体に占める自転車関与事故の割合が高く、全国平均は20%前後であるのに対し、都内だと37.3%が自転車関与事故となっている。今回の調査は、こういった近年の背景を受けてニーズが高まりつつある「自転車保険」に焦点を当てたものとなっている。

 まず「あなたは自転車保険への加入を考えていますか」と質問したところ、「考えている」(13.0%)、「少し考えている」(28.7%)、「すでに加入している」(11.0%)を合わせると、52.7%と過半数になった。2人に1人は、自転車保険を前向きに考えていると言える。なお、「あまり考えていない」は34.0%、「まったく考えていない」は13.3%だった。

 次に、自転車保険への加入を「考えている」「少し考えている」と答えた人に、「加入を考え始めたきっかけ」を聞いた。その結果、「交通事故の危険を感じたことがあるから」(68.0%)がトップになった。以降「家族が心配だから」(62.4%)、「自転車事故が話題になっているから」(55.2%)と続く。同じ人たちに、「自転車保険への加入を考える際、どの点に注意するか」を聞くと、「加害者になった場合の賠償限度額」(92.8%)、「家族への補償適用の有無」(81.6%)、「被害者になった場合の補償限度額」(77.6%)、「毎月の支払金額」(74.4%)などが高い数値を示した。多くの人が、被害者になった場合より、加害者になった場合の賠償に不安を抱いているようだ。

 同様に「すでに自転車保険に加入している」と答えた人に、「自転車保険への加入を考え始めたきっかけ」を聞くと、「交通事故の危険を感じたことがあったから」(54.5%)と「家族が心配だから」(45.5%)が突出していた。実際に加入した人は、この2つの理由がきっかけといえる。さらに同じ人たちに、注意して検討した点を聞くと、やはり「加害者になった場合の賠償限度額」(57.6%)、「家族への補償適用の有無」(51.5%)、「毎月の支払金額」(51.5%)が重視されていた。

 自転車保険への加入を前向きに検討している人は、「賠償限度額」「家族への補償適用」「毎月の支払金額」を重視しているという調査結果だが、各社のプランを比較検討すると、月額費用は100円程度ながら賠償制限額が上限数千万円までだったり、賠償額を1億円に引き上げると今度は月額が跳ね上がる、などの例が見られるという。

 エアーリンクの自転車の責任保険(交通事故傷害保険)では、過去、自転車での加害事故で賠償金6,000万円という判例もあることを考慮し、「加害者になった場合の賠償限度額は1億円」「被害者になっても日額3000円補償される入院補償を付与」「保険料は1年間3,600円の年払い(月額300円相当)」となっている。さらに賠償責任は家族全員(本人、配偶者、同居する親や子など)となっている。申し込みは、インターネット、スマートフォンからも可能。また、加入者全員に図書カード500円分をプレゼントするキャンペーンも実施中だ。

自転車保険、加入のきっかけは「事故の危険」と「家族への配慮」……エアーリンク調べ

《冨岡晶@RBB TODAY》

【注目の記事】

特集

特集

page top