全国的に夏休みがスタートし、子ども達は胸を高鳴らせているころではないだろうか。夏休みはじっくりと読書をするチャンスでもあり、また宿題の読書感想文も気になるところだ。 オリコンが発表した7月30日付けランキング(集計期間:2012年7月16日〜22日)の、オリコン“本”ランキングBOOK(総合)部門は、そんな子ども達の影響が反映される結果となった。 週間2万部を売り上げ9位にランクインした、梨屋アリエ 作/菅野由貴子 絵の「ココロ屋」(文研出版)は、「第58回 青少年読書感想文全国コンクール」小学校中学年用の課題図書だ。同コンクールの課題図書がトップ10入りするのは2009年以来3年ぶりという。 ほかにも、22位に「心の森」(金の星社・小学校高学年)、25位に「またおいで」(あかね書房・小学校低学年)、38位に「ぼくがきょうりゅうだったとき」(ポプラ社・小学校低学年)など、同コンクールの課題図書18作品中13作がトップ100内にランクインしている。 また、夏休みは1学期の振返り学習に最適で、小学生向けドリルがもっとも売れるのは7月といわれている。オリコンランキングでも、学習ドリル8作がトップ100にランクインした。特に、1学期の復習用の「学研の夏休みドリル」は小1向けが30位、小2向けが34位と上位にランクインした。◆第58回 青少年読書感想文全国コンクール 課題図書・小学校低学年の部「ぼくがきょうりゅうだったとき」(ポプラ社)「またおいで」(あかね書房)「パンケーキをたべるサイなんていない?」(BL出版)「へいわってどんなこと?」(童心社)・小学校中学年の部「ココロ屋」(文研出版)「チョコレートと青い空」(そうえん社)「ここがわたしのおうちです」(さ・え・ら書房)「カモのきょうだいクリとゴマ」(アリス館)・小学校高学年の部「心の森」(金の星社)「走れ!マスワラ」(PHP研究所)「わたしのひかり」(評論社)「ピアノはともだち:奇跡のピアニスト辻井伸行の秘密」(講談社)・中学校の部「地をはう風のように」(福音館書店)「怪物はささやく」(あすなろ書房)「地球の声に耳をすませて:地震の正体を知り、命を守る」(くもん出版)・高等学校の部「オン・ザ・ライン」(小学館)「ダーウィンと出会った夏」(ほるぷ出版)「パスタでたどるイタリア史」(岩波書店)