千葉県立中央博物館では、10月20日から12月24日まで、特別展「ティラノサウルス-肉食恐竜の世界-」を開催する。特別展では、子どもから大人まで幅広い層に人気があるといわれるティラノサウルスを紹介。これまでの研究成果をもとに復元された完全な骨格「パーフェクト・スタン」を展示し、肉食恐竜の進化の謎に迫る。 中生代の地層は、ジオパーク(地質遺産を含む自然公園)認定を受けた銚子市など、千葉県にも存在するが、まだ恐竜の化石は見つかっていない。しかし、この時代の千葉県産の化石として、海棲(かいせい)生物のアンモナイトやトリゴニア、また、コハクや陸上植物化石が発見されている。 博物館は、今回の特別展を開催することで、来館者に千葉県の大地の成り立ちに対する関心と理解を深めてもらいたいとしている。◆特別展「ティラノサウルス-肉食恐竜の世界-」期間:10月20日〜12月24日休館日:毎週月曜日(12月24日は休まず)開館時間:9:00〜16:30会場:千葉県立中央博物館入場料:一般800円、高校・大学生400円、中学生以下・65歳以上無料主な展示資料:ティラノサウルス全身骨格標本ケラトサウルス頭骨アロサウルス頭骨(復元)アロサウルス頭骨(産状)スキピオニクス(レリーフ)テラトフォネウス頭骨アリオラムス・アルタイ頭骨(復元)シティパティ(産状)インゲニア全身骨格