東京大学理学部は、11月4日に東京大学本郷キャンパス 安田講堂にて、生命科学、物理学、地球科学の第一線で活躍する研究者による公開講演会「三者三様 理学が挑む」を開催する。入場は無料。 「生命とは何か…」人間の知的好奇心には限りないものがあり、その方向性もさまざま。知的好奇心に駆りたてられた理学研究は、人類の発展の原動力でもあり、それは研究者の数だけあるという。 本講演会では、生命科学、物理学、地球科学の第一線で活躍する、さまざまな年代の研究者が最新トピックに関する講演を行い、知的好奇心に迫る。 「メダカから探る恋心の神経機構」と題した講演をするのは、生物科学専攻助教の竹内秀明氏。動物の「恋心」に関わる機構について脳の分子神経基盤だけでなく、行動進化の視点からも解説する。 物理学専攻准教授の浅井祥仁氏による「ヒッグス粒子に迫る」では、LHCの仕組みやヒッグス粒子と思われる粒子発見の話、素粒子研究の今後についてを紹介する。 地球惑星科学専攻教授、木村学氏による「海溝型巨大地震の新しい描像」では、日本が世界に先駆けて開発した超深度掘削船「ちきゅう」による海溝の直接観測で明らかになった海溝型巨大地震の「新しい描像」について講演する。 ◆第22回東京大学理学部公開講演会「三者三様 理学が挑む」日時:11月4日(日)14:00〜16:40 開場13:00会場:東京大学本郷キャンパス 安田講堂 (東京都文京区)定員:700名(当日先着順)入場:無料・事前申込不要