ユニクロのバーチャル試着システム、カラーバリエーションをデジタル試着

 大日本印刷(DNP)は15日、デジタルサイネージ(電子看板)を活用して、衣類のカラーバリエーションをディスプレイ上で試着できる「バーチャル試着システム」を開発したことを発表した。ユニクロから依頼を受けて開発した。

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ふだんは鏡の部分が、ディスプレイに様変わりする
  • ふだんは鏡の部分が、ディスプレイに様変わりする
  • 「UNIQLO MAGIC MIRROR」
  • システムは、60インチの大型ディスプレーとタブレット端末、カメラで構成
 大日本印刷(DNP)は15日、デジタルサイネージ(電子看板)を活用して、衣類のカラーバリエーションをディスプレイ上で試着できる「バーチャル試着システム」を開発したことを発表した。ユニクロから依頼を受けて開発した。

 「バーチャル試着システム」は、60インチの大型ディスプレーとタブレット端末、カメラで構成され、AR(拡張現実)の技術を活用したものとなっている。大型ディスプレイは、通常は鏡として使用され、システム利用時に画像を表示できるハーフミラーを搭載している。このシステムは、「UNIQLO MAGIC MIRROR」として、10月5日にオープンしたサンフランシスコ店に2台設置され、すでに、運用が開始されているという。

 システムは、カメラで撮影した来店者の試着姿を、60インチ縦型ディスプレーにリアルタイムで表示。AR技術によって、衣類の色からジャケットやフリースなどの商品の種類を識別。来店者が試着用の商品を着て鏡の前に立ち、鏡の横に設置したタブレット端末で希望の色を指定することで、その場で気軽にカラーバリエーションを楽しむことができる。また、タブレット端末のメニューには、バーチャルに試着して気に入った自分の姿を撮影し、その画像をメールで送ったり、SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)に投稿できる機能も用意されている。

 試着対象商品は「プレミアムダウンウルトラライトジャケット(MEN:12カラー、WOMEN:8カラー)」「フリース(MEN:25カラー、WOMEN:25カラー)」。

ユニクロ海外店、DNPの「バーチャル試着システム」を採用……デジタルサイネージ活用

《冨岡晶@RBB TODAY》

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