ユニクロ、テニスのジョコビッチ氏と子どもを支援する基金プロジェクトを発足

 ファーストリテイリング傘下のユニクロは、男子プロテニスの世界ランキング2位、ノバク・ジョコビッチ選手と共同で、世界の子どもたちを支援するための基金「Clothes for Smiles(クローズ・フォア・スマイル)」プロジェクトを発足させると発表した。

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ユニクロ×ノバク・ジョコビッチ氏・‘Clothes for Smiles’
  • ユニクロ×ノバク・ジョコビッチ氏・‘Clothes for Smiles’
  • ユニクロ×ノバク・ジョコビッチ氏・‘Clothes for Smiles’
  • ユニクロのヒートテックとウルトラライトダウン
  • 活用アイデア募集の流れ
 ファーストリテイリング傘下のユニクロは、男子プロテニスの世界ランキング2位、ノバク・ジョコビッチ選手と共同で、世界の子どもたちを支援するための基金「Clothes for Smiles(クローズ・フォア・スマイル)」プロジェクトを発足させると発表した。

 同プロジェクトは10億円規模のファンドを設立し、世界中の子どもたちにさまざまな夢と希望を提供していこうというもの。ファンドの原資は、2012年秋冬シーズンに販売する、ユニクロのヒートテックとウルトラライトダウンの売り上げから拠出する。

 基金の内5億円は、世界中の人々からファンドの活用アイデアをインターネット上で募集し、実行していく。アイデアの第1次募集は、10月16日から12月末まで、その後、審査員ムハマド・ユヌス氏(ノーベル平和賞受賞者)、安藤忠雄氏(建築家)、ノバク・ジョコビッチ氏、柳井正氏(ファーストリテイリング代表)による最終選考を通過し、2013年3月頃から実行していく。

 残り5億円はユニセフ(国際連合児童基金)に寄付。子どもたちの教育環境の改善に関するプログラムを支援。まずはバングラデシュ、中国、フィリピン、セルビアでスタートし、今後支援国の拡大をしていくという。

 柳井正氏は「ノバク・ジョコビッチ氏と一緒にユニクロ初のファンド'Clothes for Smiles'を発足することができて、大変嬉しく思う。ユニクロで行っているCSR活動の、全商品リサイクル活動、ソーシャルビジネスに続く大きな柱となるこのプロジェクトは、規模、内容、アイデアの集め方など画期的なCSR活動となる」と述べた。

 また、ノバク・ジョコビッチ氏は「ユニクロとパートナーシップを結んで、これから未来をつくる世界中の子どもたちにさまざまな夢と希望を提供していくためのファンドを立ち上げることができて光栄だ。未来を担う世界中の子どもたちのために、世界中の方々に参加してもらい、子どもたちに笑顔を届けていきたい」とコメントした。
《水野こずえ》

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