タブレット用ICT教育支援ツール「サイバー先生」に新機能が追加

 NTTアイティは、学校教育向けに販売しているAndroidタブレット用学校教育ICT化支援ツール「サイバー先生」に、新機能として「全自動モード」を搭載し、12月3日より販売を開始する。

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サイバー先生
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  • 「全自動モード」によるドリル実施イメージ
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 NTTアイティは、学校教育向けに販売しているAndroidタブレット用学校教育ICT化支援ツール「サイバー先生」に、新バージョンとして「全自動モード」を搭載し、12月3日より販売を開始する。教師がデジタルカメラのシャッターを押すだけで、タブレット端末を使ったドリルや観察学習が可能になる。

 同社が2012年6月より販売を開始した「サイバー先生」は、教師用パソコンと児童・生徒用Androidタブレットからなる教室単位の小規模なネットワーク上で、双方のコンテンツ表示を連動させることができるブラウザシステム。教師のパソコンに表示された教材コンテンツや画像データを簡単な操作で児童・生徒用タブレットに一斉に表示することができる。生徒のタブレットの表示内容を教師パソコンに一覧表示する機能や、生徒がタブレット上に書いた手書き文字を取得する機能も装備しているため、個々の学習進度の確認ができ、きめ細かい学習指導が可能になるという。

 今回開発された「全自動モード」では、ネットワーク対応型デジタルカメラまたは静止画取り込みが可能な書画カメラなどの市販デバイスと組み合わせて利用することにより、授業中の教師による機器操作の負担を最小限に抑えることができる。

 新機能を使えば、教師はデジタルカメラのシャッターを切る以外は通常、機器類の操作を行う必要がない。また、静止画取り込み可能な書画カメラを利用すれば、ひとつしかない実物教材を撮影して全生徒のタブレットに一斉表示し、生徒の手書き入力を回収、一覧画面を電子黒板などに大写しすることもできる。教師の操作時間が短くなるため、児童や生徒の集中力を高める効果も期待できるという。

 「全自動モード」を搭載した「サイバー先生」の新バージョンは、これまで通り一学校あたり端末数に関わらず98万円で販売される。

◆Androidタブレット用学校教育ICT化支援ツール「サイバー先生」
価格:ソフトウェアパッケージ 98万円(税別)/学校
※同じ学校内であれば、何クラスでも利用可能
「全自動モード」を搭載した新バージョンの出荷開始:2012年12月3日(月)
主な販売先:日本国内の小中学校や学習塾、各種学校。その他、海外の日本人学校など。
《勝田綾》

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