日本私立大学団体連合会と日本私立短期大学協会は11月6日、2013年度大学設置認可にあたっての緊急声明を発表した。声明では、3大学の開設が不認可されたことに対して遺憾の意を表している。 日本私立大学団体連合会は、私立大学の代表機関として1984年4月17日に設立され、私立大学における教育と研究の振興発展に寄与することを目的としている。 同連合会は、「大学設置・学校法人審議会がとりまとめた答申の内容は、大学関係者の叡智を結集させた結果であり、文部科学大臣は尊重することが期待されている。」とし、「文部科学大臣が審議会の判断と異なる決定を行い、かつ、その判断が予め示された認可基準にないことがらを理由とするのであれば、今般の決定は法制上許容されるのか否か甚だ疑問である。」と述べ、文部科学大臣に対して大学設置・学校法人審議会の意見を尊重するよう求めた。 一方、田中文部科学大臣は、大学設置の新たな基準を設けると表明しており、今後の動向が注目される。