インフルエンザ患者数は2,832人…佐賀県と群馬県で注意報

 国立感染症研究所は12月14日、最新のインフルエンザ流行レベルマップをホームページに掲載した。2012年12月3日~12月9日のインフルエンザ患者の報告数は2,832人となり、10月22日以降増加が続いている。

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 国立感染症研究所は12月14日、最新のインフルエンザ流行レベルマップをホームページに掲載した。2012年12月3日~12月9日のインフルエンザ患者の報告数は2,832人となり、10月22日以降増加が続いている。

 同研究所では、全国約5,000のインフルエンザ定点医療機関を受診した患者数を把握している。過去の患者発生状況をもとに設けられた基準値から、保健所ごとにその基準値を超えた場合に、注意報レベルや警報レベルを超えたことをお知らせする仕組みになっている。具体的には、都道府県ごとに警報レベルを超えている保健所があれば赤色系3段階で、注意報レベルを超えている保健所があれば黄色系3段階で示してある。

 インフルエンザの定点あたり報告数は0.57となり、都道府県別にみると、佐賀県(5.58)がもっとも多く、次いで沖縄県(2.81)、群馬県(2.66)、千葉県(1.26)、岐阜県(1.05)、大分県(1.05)、埼玉県(1.04)、山梨県(1.00)の順となっており、37都道府県で前週よりも増加が認められた。

 注意報レベルを超えた保健所地域は、佐賀県と群馬県でそれぞれ1か所認められた。警報レベルを超えた保健所地域は存在していない。
《工藤めぐみ》

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