2014年卒の約6割が「社会人として働く姿をイメージできない」

 エン・ジャパンは1月18日、2014年3月卒業予定の学生と求人企業を対象に、「2014年度新卒採用 就職・採用活動アンケート」結果を発表した。社会人として働く姿を「イメージできない」と回答した学生は、59.4%にのぼることが明らかになった。

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 エン・ジャパンは1月18日、2014年3月卒業予定の学生と求人企業を対象に、「2014年度新卒採用 就職・採用活動アンケート」結果を発表した。社会人として働く姿を「イメージできない」と回答した学生は、59.4%にのぼることが明らかになった。

 学生調査は[en]学生の就職情報2014に登録するモニター学生を対象にE-mailによるWEB投票画面を配信し、1,696名の回答を得た。一方、企業調査は[en]学生の就職情報パートナーズNEWS登録企業を対象にE-mailによるWEB投票画面を配信し、582件の回答を得た。調査期間は、2012年12月7日~12月17日。

 学生1人あたりのエントリー社数は、平均25.3社となった。男女文理別では、文系男性は22.6社、文系女性は25.1社、理系男性は15.0社、理系女性は20.9社となり、理系よりも文系の学生の方が多くエントリーしている。また、エントリーシート提出数や企業セミナー予約・参加社数についても、理系に比べ文系の学生の方が多い傾向にある。

 現在の悩みは、「漠然とした不安や焦り」19.5%がトップとなった。前年に比べ「何から手をつけていいかわからない」11.1%という悩みは減少し、「エントリーシート」13.0%、「SPIなどの筆記試験対策」12.0%、「面接」6.4%が増加。前年同時期よりも、具体的な活動に悩みを抱えている学生が多いという。

 企業のエントリー受付開始率は67.2%(前年:66.4%)で、ほぼ前年並み。セミナー開始率は前年比1.5倍の15.3%(前年:9.9%)となった。前年よりもセミナー開催時期を早め、学生との接触機会をより多く持ちたいと考える企業が増加しているという。

 社会人として働く姿を「イメージできない」と回答した学生は、59.4%にのぼった。イメージできない理由として「やりたいことがわからない」「将来を考える余裕がない」「社会人との接点がない」などが挙げられた。
《工藤めぐみ》

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