【中学受験2013】何点取れば合格? 難関校の合格最低点

 関西では一段落つき、首都圏では明日から本格化する中学受験。すべての問題に正解することを目指している受験生も多いことと思われるが、実際は6〜7割程度の正解率で合格を勝ち取ってきた先輩も多い。

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 関西では一段落つき、首都圏では明日から本格化する中学受験。すべての問題に正解することを目指している受験生も多いことと思われるが、実際は6〜7割程度の正解率で合格を勝ち取ってきた先輩も多い。

 1月19日と20日に実施された灘中学校の平成25年度入試では、500点満点のうち304点(60.8%)が合格最低点となっている。一方の最高点は413点(82.6%)で、同じ合格者でも100点(2割)以上の開きがある。

 過去3年分の受験者平均得点率、合格者平均得点率、合格者最低得点率を公表している浅野中学校を見ると、2012年は受験者平均得点率58.3%、合格者平均得点率69.3%、合格者最低得点率62.3%(249点)で、やはり6割のラインがボーダーとなっている。2012年は2,067人が出願し、1,727人が受験、629人が合格した。同校の入試は3日に実施されることから、御三家受験者など成績上位者が多く受験する。

 開成中学校は、過去5年間の受験者平均得点と合格者平均得点を公表している。2012年は310点満点中、受験者平均が195.4点(63.0%)で、225.9点(72.9%)までが合格した。合格者平均と受験者平均の開きはわずか10%と、受験者全体のレベルが高かったことが伺える。

 武蔵中学校は、2012年の受験者平均得点と合格者平均得点と、過去6年間の合格最低点を公表している。昨年の合格最低点は320点満点中204点(63.8%)で、受験者平均得点は191.7点、合格者平均得点は222.6点だった。

 6〜7割とはいえ難関校では問題の難易度も高く、合格を勝ち取ることは容易ではない。それでも、日頃の実力が発揮できない科目があっても、合格へ向け、最後まで諦めずに取組んでもらいたい。
《綾瀬しづか》

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