東京急行電鉄は、2013年度以降、全ての新造車両に、節電効果の高いLED車内照明を導入すると発表した。LED化は、環境負荷を低減した新型車両に更新するとともに、自然エネルギーを活用した駅の発電・換気システムの導入などによる消費電力やCO2排出量の削減に向けた取り組みの一環として実施するもの。LED車内照明を導入することで、従来の蛍光灯照明と同等の明るさを確保しながら、消費電力量約40%削減を見込んでいる。また、LED照明の大きなメリットである長寿命化により廃棄物の削減にも寄与する。同社では、LED本格導入を前に、2011年11月から大井町線6000系車両1編成(6両)の各車両に、明るさ、色調、デザインなどが異なる車内照明を試験導入し、乗客の意見や省電力効果の比較・検証の結果を、今回の導入に活用していく。今後、新造車両に加え既存車両にもLED車内照明の導入を積極的に進める。