東京都「子供の自尊感情や自己肯定感を高めるための教育の充実」に関する研究成果を発表

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子供の自尊感情や自己肯定感を高めるための教育フォーラム
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  • 自尊感情や自己肯定感に関する研究について
  • 自尊感情測定尺度(東京版)自己評価シートと他者評価シート
 東京都教育庁は2月22日、「子供の自尊感情や自己肯定感を高めるための教育の充実」に関する研究成果等のまとめを発表した。また、5年間の研究のまとめとして、「子供の自尊感情や自己肯定感を高めるための教育フォーラム」を3月9日に3部編成で開催する。

 東京都教育委員会では、平成20年5月に策定した「東京都教育ビジョン(第2次)」の中で、「子供の自尊感情や自己肯定感を高めるための教育の充実」を推進計画に位置付け、平成20年度から5か年計画で研究協力大学に慶應義塾大学を迎え、研究を進めてきた。

 主な研究成果として、1年次・2年次では東京都における「自尊感情」の定義を『自分のできることできないことなどすべての要素を包括した意味での「自分」を他者とのかかわり合いを通してかけがえのない存在、価値ある存在としてとらえる気持ち』として表し、また、自尊感情は他者との関わり合いを通して育んでいくことが大事であるということ発表した。

 3年次には自尊感情測定尺度(東京都版)「自己評価シート」の開発によって、子どもに自己評価を行わせることなどで、子ども自身が「A 自己評価・自己受容」「B 関係の中での自己」「C 自己主張・自己決定」の3観点から子どもの自尊感情の傾向を把握することができるように。その結果、東京の子どもは「B」「C」が高いことから、この観点に着目して自尊感情の観点A・B・C全体のバランスをよくする学習内容、指導方法の開発が必要であることがわかった。

 4年次には「他者評価シート」の開発で自己評価を行うことが難しい子どもに対して、教員、保護者が子どもの行動を観察し、子どもの自尊感情の傾向を把握することができた。

 さらに5年次には、研究協力校・研究推進校において、「褒められる・認められる・感謝される」体験や学習内容・指導方法の工夫により自尊感情が上昇し、自尊感情の高まりにより、規範意識や学力・体力が向上した。この結果から、開発した「自己評価シート」「他者評価シート」の活用により、子どもの自尊感情を高められることがわかった。

 今後は、自尊感情測定尺度(東京都版)「自己評価シート」「他者評価シート」の全校実施を検討し、自尊感情を高める視点から、いじめ問題の未然防止に向けた取組を推進いくこととしている。

 この研究の報告会「子供の自尊感情や自己肯定感を高めるための教育フォーラム」は「自信 やる気 確かな自我を育てるために【基礎編】【発展編】」の紹介、平成24年度研究推進校・園の取組紹介や、自尊感情や自己肯定感を高めるためのシンポジウム、シンガー・ソングライターの大野靖之氏による講演・演奏と続く3部構成となっている。

◆「子供の自尊感情や自己肯定感を高めるための教育フォーラム」
日時:3月9日(土)13:00~16:30(受付開始12:30)
場所:東京都教職員研修センター 視聴覚ホール(東京都文京区本郷1-3-3)
対象:東京都内の保護者、都内在住・在勤の方、大学生、学校関係者、都内公立学校教職員
参加費:無料
申込み:東京都教職員研修センターHPより申込み
《田邊良恵》

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