2011年3月11日の東日本大震災から2年が経ちました。さまざまな理由で苦しい思いを抱く人がいまだ多い一方、被災地や被災者との接点が薄い人は、日々の生活に追われてついそのことを忘れがちです。 今回はこちらのアプリを紹介します。「菩提樹の春夏秋冬」。iPhone/iPad対応。無償版と500円の有償版を、デジタルえほん・大日本印刷・絵映舎の3社共同で配信中。 有償版の販売収入の一部が岩手県陸前高田市に寄付され、高田松原の「奇跡の一本松」の保存と周辺環境の整備にあてられます。アプリの購入が被災地支援につながるという側面もさることながら、作品内容が秀逸。 雑木林の季節の移り変わりを、つぶさに描いているのです。絵巻物を見るように、スクロールの連続で春から冬までの植物の様子を観察できます。有償版ではさらに、画面内をタップするとしかけが現れたり、植物についての説明が見られたりも。 説得力のある絵は、それもそのはず、「天空の城ラピュタ」や「もののけ姫」など、数々のスタジオジブリ作品を手がけたことで有名なアニメーション背景画家・山本二三氏の手によるもの。氏が、東京郊外の団地再開発で切り倒される木々を描いた作品が、本アプリのモチーフに使われています。 実物を丁寧に観察して描かれているから、じっと見つめていると、画家の視線を感じ取れる。絵を通して、親子で“四季を感じる目”をよびさましてみてはいかが? 被災地に対する想像力も、一緒に芽生えさせてもらえればと思います。
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