人事院は3月15日、国家公務員採用試験において英語試験を活用すると発表した。試験内容の検討や、受験生への周知等を考慮して、2015年度の総合職試験を目途に導入予定としている。 行政の国際化を踏まえると、国家公務員の英語能力の向上は重要な課題となっている。2012年度は、総合職試験において、受験申込時に英語試験のスコア申告を盛り込んだほか、英語の出題割合を増やし、英文資料を使用した。また、英語による研修の実施を行っている。 国家公務員採用試験で英語試験を活用することとし、英語試験の種類、活用方法の検討や、受験者への周知と受験準備に要する期間の確保等を考慮して、2015年度の総合職試験を目途に導入するという。 具体的な英語試験の種類について、人事院では「現在検討中だが、受験生への影響が大きいことから出来るだけ早く発表したい。」としている。