宇宙航空研究開発機構の地球観測センター(EORC)は5月11日、普段は見ることができない施設の一般公開を実施する。地球観測センターの設備が見られるほか、宇宙から見た様々な場所の拡大写真の展示や講演会などを開催。 地球観測センターは、地球の環境状態を人工衛星から観測するリモートセンシング技術の確立・発展のために、1978年10月に埼玉県比企郡に設立された。同センター内には、3つの巨大なパラボラアンテナがあり、日々観測衛星からのデータを受信して、磁気テープを用いたデータアーカイブシステムに保存しているという。そのデータはコンピュータシステムにより画像処理や検査され、国内外の研究機関や大学、地方公共団体などに提供。環境問題の解明や災害監視、資源調査といった幅広い分野で活用されているという。 イベントでは、普段見られない同センターの設備を公開。地球観測衛星「だいち」が観測した地球の様子を動画を見ることもできるほか、プラバン・キーホルダー作りや「地球を見つめる人工衛星 だいち2号、打上げへ」講演会、「ブロックで作る!学ぶ!GPM衛星」、「かさ袋ロケットを飛ばそう!」など、家族で楽しめる内容となっている。 当日は、東武東上線高坂駅より無料送迎バスが用意される。◆地球観測センター 春の一般公開日時:5月11日(土)10:00~16:00場所:宇宙航空研究開発機構 地球観測センター(埼玉県比企郡)入場:無料【イベント内容】・講演会「地球を見つめる人工衛星 だいち2号、打上げへ」11:00、13:00、15:00 ※各回30分50席・・「ブロックで作る!学ぶ!GPM衛星!!」11:00、13:00、15:00 ※各回60分40組※1時間前に整理券を配布・画像展示コーナー・かさ袋ロケットを飛ばそう!・プラバン・キーホルダー作り・宇宙飛行士選抜試験にチャレンジ!・動く衛星画像・パラボラアンテナの不思議コーナー・風船プレゼント(小学生まで)・鳩山町物産展・宇宙グッズ販売