日本記者クラブで安倍総理は「成長戦略に向けて」をテーマに講演。成長戦略のキーワードは、「挑戦:チャレンジ」「海外展開:オープン」「創造:イノベーション」の3つであると主張した。
今必要なのは、「世界に勝てる若者」であるとし、「若者たちが使える英語を身につけることを必須とする環境をあらゆる場面で作っていくことが必要だ。海外留学にチャレンジしようという若者たちが、不利益を受けるようなことはあってはならない。」と述べた。
しかし、大学へのアンケートでは、7割近くが帰国後、就職などのために留年する可能性を「海外留学への障害」として挙げているという。また、就職活動が大学3年生の途中から始まってしまうと学業に集中できないという指摘もある。
そのため、大学生が3年生まで学業に集中し、留学から帰ってきても就職活動に遅れが生じないようにする。現行の就職活動スケジュールを3~4か月程度後ろ倒しにして、大学3年の3月から広報活動を開始し、留学生たちも帰国した8月から採用選考活動ができるようにすべきであると述べた。安倍総理から直接、経団連など経済三団体に要請して、前向きに協力するとの回答を得たという。
若者たちが、自分たちの可能性をさらに伸ばし、その可能性が発揮される職場を見つけることができるよう、応援していくという。
なお、就職活動の後ろ倒しに関する発言は、講演動画の30:00から視聴できる。