アレルギー発症の新しい仕組みを解明…花粉症の新薬開発へ

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 東京都医学総合研究所は4月30日、アレルギー発症の新しい仕組みを解明したと発表した。研究の成果は、花粉症やアトピー性皮膚炎などのアレルギー疾患の新たな治療薬開発に繋がることが期待される。

 アレルギーは、アレルゲン(外界刺激)に対する生体の過剰免疫応答の一種で、花粉症、ぜん息、じんましんなどがある。国民の3分の1が何らかのアレルゲンに対してアレルギーを持っているとされ、メカニズムを究明することは医学だけでなく社会的にも重要となっている。

 同研究所の村上誠副参事研究員と武富芳隆主任研究員らは、体の中で脂質に働く酵素と受容体の研究から、アレルギー発症の新しい仕組みを解明した。研究成果は、米国科学雑誌「Nature Immunology(ネイチャー・イムノロジー)」の4月28日付オンライン版に掲載され、同誌の表紙を飾るという。

 現在、アレルギーの治療薬として使用されている抗ヒスタミン薬やマスト細胞安定化薬は、一度症状が出てしまうとその効果は不十分で、眠気などの副作用がある。同研究の成果は、新規の抗アレルギー薬開発に繋がることが期待される。
《工藤めぐみ》

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