神奈川県、「高校生介護職場体験促進事業」を5月下旬より実施

 神奈川県は、すべての県立高校・中等教育学校を対象に、「高校生介護職場体験促進事業」を実施すると発表した。福祉や介護に関する授業を実施するほか、出張介護授業、インターンシップによる職場体験を促進するという。

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教材「福祉・介護にふれてみよう」
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 神奈川県は、すべての県立高校・中等教育学校を対象に、「高校生介護職場体験促進事業」を実施すると発表した。福祉や介護に関する授業を実施するほか、出張介護授業、インターンシップによる職場体験を促進するという。

 同事業は、高校生に福祉や介護の重要性や魅力を理解し関心を高めてもらうため、県、県教育委員会、県社会福祉協議会が協働し実施するもの。「知る」「聴く」「体験する」が一体となった取組みを通して、高校生が福祉や介護の仕事の魅力に触れ、関心を高めることで、将来的な福祉・介護人材の確保につなげていくという。

 具体的には、新たに作成した教材「福祉・介護にふれてみよう」を対象校の生徒に配布し、この教材を活用した授業を行う。また、希望する学校に福祉の現場で活躍している若手介護職員などを派遣し、仕事の魅力ややりがいを伝える出張介護授業を行う。あわせて、授業終了後、福祉に関して就労支援を進めている「かながわ福祉人材センター」の職員による個別相談を実施する。さらに、福祉・介護に興味を持った生徒に対して、特別養護老人ホームや老人保健施設などで行っているインターンシップについて受入先を拡大するなどし、その促進を図る。

 実施スケジュールは、平成25年5月下旬から授業を展開、あわせて出張介護授業を随時行い、7月中旬から介護サービス事業所の協力によりインターンシップを行っていく予定。
《荻田和子》

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