京都府が学力診断テスト結果を公表、予想正解率を上回る

 京都府教育委員会は7月10日、京都府学力診断テスト結果を公表した。学力はほぼ定着しているものの、自分で計画を立てて勉強している割合は、小学校が34.0%、中学校が25.0%と低いことがわかった。

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 京都府教育委員会は7月10日、京都府学力診断テスト結果を公表した。学力はほぼ定着しているものの、自分で計画を立てて勉強している割合は、小学校が34.0%、中学校が25.0%と低いことがわかった。

 京都府学力診断テストは、2013年4月9日~16日に、府内全小学校230校と特別支援学校1校の4年生、府内全中学校99校と特別支援学校1校の1年生を対象に実施。受験教科は国語と算数・数学で、それぞれ1万500人以上が受けた。

 学力調査の結果、小学4年生と中学1年生ともに予想正答率70%を上回り、学力はほぼ定着している。教育局別にみると、小学校は「中丹」が国語81.1%・算数74.2%、中学校は「乙訓」が国語79.8%・数学74.9%でもっとも高い正答率であった。

 質問紙調査の結果、学習時間が30分に満たない生徒の割合が、中学校では11.9%(昨年度小学6年8.9%)と増えている。また、自分で計画を立てて勉強している割合は、小学校が34.0%、中学校が25.0%と低い。

 携帯電話の所持率は、小学4年生が53.5%、中学1年生が55.0%。特に、小学4年生の携帯電話の所持率は昨年度の31.6%より21.9ポイント増えている。また、毎日通話やメール、ゲームをしているのは、小学4年生が13.5%、中学1年生が32.6%を占める。

 京都府教育委員会では、改善プランとして、児童・生徒の学ぶ意欲を引き出し、個に応じた指導の一層の充実と授業改善を進めるほか、「京都式少人数教育」を推進し、指導方法の工夫改善を図ることなどを掲げる。
《工藤めぐみ》

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