ゲリラ雷雨は昨年の3.5倍、東北・四国・九州では5倍か…ウェザーニューズ予想

 ウェザーニューズは7月17日、今夏の「ゲリラ雷雨」発生傾向を発表した。今年は2012年より多くなる予想で、全国平均で昨年の約3.5倍、東北や四国、九州では約5倍となる見通し。

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 ウェザーニューズは7月17日、今夏の「ゲリラ雷雨」発生傾向を発表した。今年は2012年より多くなる予想で、全国平均で昨年の約3.5倍、東北や四国、九州では約5倍となる見通し。

 「ゲリラ雷雨」は、大気の状態が不安定なときに、地上付近での局地的な加熱や、地上風の収束などによって上昇気流が発生し、そこで積乱雲が急発達することによって発生するという。全国でゲリラ雷雨に起因する災害が起きていることから同社は、事前対策への意識を高め、被害軽減に繋げようと、7月~9月のゲリラ雷雨発生傾向を発表した。

 今年のゲリラ雷雨シーズンは、太平洋高気圧の勢力によってゲリラ雷雨の発生回数が増減する見通し。7月下旬~8月はじめにかけてゲリラ雷雨は発生しにくいが、8月上旬~中旬は再びゲリラ雷雨発生数が多くなりそうだという。

 また、8月下旬~9月前半は高気圧が強まり厳しい残暑となり、ゲリラ雷雨発生数はいったん少なくなる予想。9月もゲリラ雷雨が発生する日があるものの、後半は台風や前線の影響を受ける日が増える傾向にある。

 今年のゲリラ雷雨発生数は、全国的には2012年より多くなる予想で、全国平均では昨年の約3.5倍となる見通し。特に東北や四国、九州では昨年の約5倍と予想されている。

 昨年同様、急激に発達する積乱雲により、道路冠水や浸水被害、落雷被害などが発生する可能性があるため、注意が必要だ。
《工藤めぐみ》

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