スマホではないがゆえの強み…シャープの電子辞書「Brain」

 シャープの電子辞書「Brain(ブレーン)」は、顧客満足度で決定する「イード・アワード 2013 電子辞書」の高校生部門で2年連続となる最優秀賞を受賞。高い評価が得られた理由はどこにあるのだろうか、シャープ担当者に「Brain」の魅力の秘密について聞いた。

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シャープ デジタル情報家電事業本部 モバイルソリューション事業部 事業部長 辰巳剛司氏
  • シャープ デジタル情報家電事業本部 モバイルソリューション事業部 事業部長 辰巳剛司氏
  • アワードのトロフィーを手にする辰巳氏
  • Brainシリーズの特長を語る辰巳氏
  • 究極の電子辞書を目指し進化を続けるBrainシリーズ
  • 高校生向けのカラーバリエーションは5色
 シャープの電子辞書「Brain(ブレーン)」は、顧客満足度で決定する「イード・アワード 2013 電子辞書」の高校生部門で2年連続となる最優秀賞を受賞した。Brainは、7つの部門賞のうち6つ(操作性、検索機能、画面の見やすさ、デザイン、耐久性、コストパフォーマンス)を受賞しており、総合的な満足度の高さがうかがえた。高い評価が得られた理由はどこにあるのだろうか、シャープ デジタル情報家電事業本部 モバイルソリューション事業部 事業部長 辰巳剛司氏に受賞の喜びと、Brainの魅力の秘密について聞いた。

--Brainは、このアワードでは2年連続の最優秀賞受賞となります。感想をお聞かせください。

辰巳氏:昨年度は、私たちが電卓への取り組みを起点として続けてきた技術開発やユーザーインターフェイスが認められたのだとの思いがありました。今年は、使いやすさをさらに追及していったのですが、ユーザーのみなさんには続けて高い評価をいただいたことで、方向性が間違っていなかったと関係者一同喜んでいます。

--今年は6つの部門賞も受賞されました。このような高い評価が得られた理由はどこにあると考えていますか。

辰巳氏:Brainは、操作性、電子辞書としての基本的な機能と全文検索などの拡張機能、充実したコンテンツ、液晶画面の品質といった部分にこだわりを持って開発しています。しかし、これらの違いはカタログで比べたり店頭で簡単な操作をしただけでは不十分で、実際に使ってみないとわからないポイントではないかと思います。今回のアワードでは、実際に購入した高校生やその保護者の声が結果に表れたのではないでしょうか。

--辞書のコンテンツはどのようなラインナップになっていますか。

辰巳氏:現在販売されている高校生向け機種(PW-G5300)には、国語、英語など、日々の学習や受検をサポートする辞書やアプリをはじめ百科事典など165ものコンテンツがラインナップされています。また、高校生向けのモデルだけでなく、ビジネス向けモデルや生活総合モデルも用意しており、社会人向けの趣味や教養のコンテンツ、資格試験向けのコンテンツなど、定番のものから新しいものまで厳選して揃えています。今年の生活総合モデルでは、俳句の季語辞典を追加し、俳句をたしなむ人が指名買いされるなど好評です。

--学生向けの機能や特徴について教えてください。

辰巳氏:今年のモデルから、お好みの英和辞書や和英辞書を通常使う辞書として設定できる機能を追加しました。通常の検索ですと、複数の辞書を一括検索するのですが、この設定をしておけばボタンひとつで指定辞書のみでの検索が簡単にできるようになります。学校で使用する辞書が指定されている場合など、重宝すると思います。
《中尾真二》

中尾真二

アスキー(現KADOKAWA)、オライリー・ジャパンの技術書籍の企画・編集を経て独立。エレクトロニクス、コンピュータの専門知識を活かし、セキュリティ、オートモーティブ、教育関係と幅広いメディアで取材・執筆活動を展開。ネットワーク、プログラミング、セキュリティについては企業研修講師もこなす。インターネットは、商用解放される前の学術ネットワークの時代から使っている。

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