7月15日から24日にロシア・モスクワで開催された「第45回国際化学オリンピック」において、参加した日本の高校生4名が銀メダルを獲得した。昨年のアメリカ大会(金メダル2名・銀メダル2名)に続き、日本代表全員のメダル獲得となった。 国際化学オリンピックは、世界の高校生が一堂に会し化学の実力を競うとともに交流を深めることを目的として、1年に1度開催される化学の国際大会。1968年に東欧3か国が始めた高校生の学力試験から発展したもので、毎年7月に10日間の日程で開催される。日本は2003年のアテネ大会より参加し、毎年4名の生徒を派遣している。今回の大会には、73か国・地域から291名の生徒が参加した。 参加生徒はそれぞれ5時間の実験問題と理論問題に挑戦する。成績優秀者には金メダル(参加者の約1割)・銀メダル(同約2割)・銅メダル(同約3割)が授与される。今回銀メダルを獲得したのは、岡本浩一さん(大阪教育大学附属高等学校天王寺校舎3年)、 羽根渕高弘さん(愛知県立岡崎高等学校3年)、福永隼也さん(白陵高等学校2年)、正田浩一朗さん(白陵高等学校2年)の4名。