TOEICテスト受験者データを公表…平均スコアや学歴など

 TOEICやTOEFL、SAT、GREなど約200のテストプログラムを開発しているEducational Testing Service(ETS)は8月6日、2012年のTOEICテスト受験者に関するレポートを公表した。

教育・受験 学習
受験者の平均スコア
  • 受験者の平均スコア
  • 学歴別の平均スコア
  • 職歴別の平均スコア
  • 英語の学習期間による平均スコア
 TOEICやTOEFL、SAT、GREなど約200のテストプログラムを開発しているEducational Testing Service(ETS)は7月31日、2012年のTOEICテスト受験者に関するレポートを公表した。

 同レポートは、2012年のTOEIC Listening and Readingの世界の受験者の平均スコア、学歴、職歴、英語学習方法や英語の使用状況、TOEICテスト受験歴について、受験者へのアンケートを元に作成。ETSがTOEICテスト受験者に関するデータを公開するのは、同レポートが初めてという。

 受験者の平均スコアは、アジアではリーディングが255点、リスニングが309点の計564点、アメリカではリーディングが278点、リスニングが332点の計610点、ヨーロッパではリーディングが340点、リスニングが368点の計708点となった。

 学歴でみると、中学生が497点、高校生が476点、大学生が612点、大卒が654点。職歴でみると、フルタイム従業員が546点、学生が568点、パートタイム従業員が589点、経営者が636点。

 英語の学習期間でみると、4年以下が458点、4~6年が479点、6~10年が534点、10年以上が645点と、学習期間が長いほどスコアが高い。

 英語の使用状況でみると、なしが493点、1~10%が562点、51~100%が691点と、使用する割合が高いほどスコアが高い。

 ETSのバイスプレジデント兼グローバル部門COOのデイビッド・ハントは「世界中のさまざまな地理的、文化的、言語的背景を持つ20億近くの人々が英語を使う中、スコアの利用者が受験者をより深く理解し、スコアに影響を与える要因を把握することは不可である。」と述べている。
《工藤めぐみ》

【注目の記事】

特集

編集部おすすめの記事

特集

page top