大手企業のCEO輩出数、東大が世界で2位…慶應もトップ10入り

 英国の教育専門誌タイムズ・ハイヤー・エデュケーション(THE)が世界の大学のCEO輩出数を調査し、ランキングとして発表した。1位はハーバード大学、続いて東京大学(2位)、スタンフォード大学(3位)となった。慶應義塾大学も9位と、トップ10入りした。

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THE CEOの学位取得数に基づく世界大学ランキング、THE調査
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 英国の教育専門誌タイムズ・ハイヤー・エデュケーション(THE)が世界の大学のCEO輩出数を調査し、ランキングとして発表した。1位はハーバード大学、続いて東京大学(2位)、スタンフォード大学(3位)となった。慶應義塾大学も9位と、トップ10に入った。

 THEは、世界大学ランキングやアジア大学ランキングを毎年発表しており、学者の評価、論文被引用数、留学生数などの指標で大学を評価してきた。今回は、新たな試みとして、フォーチュン誌の世界企業番付「フォーチュン・グローバル500」に掲載されている500企業のCEO(最高経営責任者)輩出数を大学別に調査し、ランキングとして発表した。

 もっとも多かったのが31名のCEOが学位を取得したハーバード大学、2位は14名の東京大学、3位は13名のスタンフォード大学となった。THEの世界大学ランキングでは350位以下だった慶應義塾大学を8名のCEO卒業し9位にランクインした。

 100位まで発表されている今回の大学ランキングに入った日本の大学は9校。18位の京都大学のほか、早稲田大学、中央大学、一橋大学、東京工業大学、大阪大学、法政大学がランクインした。

 世界企業のトップがどの大学で学位を取得したのかを明らかにした今回の大学ランキングは、これまでの世界大学ランキングに比べ上位常連校の評価が低かった。世界大学ランキングで2位だったオックスフォード大学は今回21位、6位だったプリンストン大学は36位などとなった。一方で、世界大学ランキングでは、27位だった東京大学が2位に入るなど、日本の大学の評価は高かった。
《湯浅大資》

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