宇宙航空研究開発機構（JAXA）は9月12日、内之浦宇宙空間観測所からの惑星分光観測衛星（SPRINT-A）を搭載したイプシロンロケット試験機の打ち上げについて、打ち上げ日時を9月14日（土）13時45分（日本標準時）に確定したと発表した。 当初、8月22日に打ち上げを予定していたが、打ち上げ準備作業中のロケットと地上装置との通信機能点検で、地上装置に不適合が確認された。一部配線誤りがあることが判明し、処置に時間がかかったため、打ち上げは8月27日に延期となった。8月27日13時45分に予定し作業を進めていたが、ロケットの自動カウントダウンシーケンス中に姿勢異常を検知し、打ち上げ約19秒前に緊急停止した。 JAXAでは9月14日13時25分頃から、内之浦宇宙空間観測所での打ち上げの様子をライブ中継する予定。 イプシロンロケットは、高性能と低コストの両立を目指す新時代の固体燃料ロケット。ロケットの打ち上げをもっと手軽なものにし、宇宙への敷居を下げるのが目的。イプシロンでは搭載機器の点検をロケット自身が自律的に行おうとしており、世界中のどこにいても、ネットワークにただノートパソコンを接続するだけでロケットの管制が可能という。◆イプシロンロケット試験機による惑星分光観測衛星（SPRINT-A）の打ち上げ打ち上げ日：2013年9月14日（土）打ち上げ時刻：13時45分00秒（日本標準時）打上げ時間帯：13時45分～14時30分（日本標準時）ライブ中継：9月14日13時25分頃から
