企業選びは「規模」よりも「関係性」…電通総研「就職活動振り返り調査」

 電通総研は、2014年度の企業内定者・内々定者である学生を対象に、「就職活動振り返り調査」を実施した。その結果、イマドキの就活生は、規模や収入などよりも、企業と自分との関係性を重視して企業を選んでいることが明らかになった。

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就活で企業の印象が変わったか
  • 就活で企業の印象が変わったか
  • 企業の印象はどのように変わったか
  • 企業の選考過程で注目したポイント
  • 就活スタイルはどちらに近いか
  • 企業規模を重視するか
  • 企業の採用活動で親近感が湧くもの
  • 就職先の決め手となったもの
  • 就活中にやったこと
 電通総研は、2014年度の企業内定者・内々定者である学生を対象に、「就職活動振り返り調査」を実施した。その結果、イマドキの就活生は、規模や収入などよりも、企業と自分との関係性を重視して企業を選んでいることが明らかになった。

 調査は、全国の2014年度企業内定者・内々定者の大学4年生および大学院2年生を対象に、8月30日~9月1日の期間インターネットで実施され、560人から回答を得た。

 はじめに、「就職活動を通じて企業の印象は変化したか」の問いには83.2%が「変化した」と回答した。具体的には、53.0%が印象が良かった企業の商品を購入・利用したくなったと回答、そのうちの63.0%が実際に購入・利用したと回答している。就職活動生の2人に1人が企業にとっての潜在顧客となっていることから、就職活動は、企業にとって「社員」と「顧客」を獲得する機会でもあることが明らかになった。

 その企業の印象を決めるポイントについては、「選考過程で会った社員の印象」に注目している人が49.5%と多く、「社員=人」が企業の印象に直結していることがわかった。企業を選ぶ際にも、開始前は「Webメディア」を活用しているものの、最終的にはOB・OGなど「人」の情報を重要視する傾向が見られた。

 企業選びについては、62.1%が「企業規模は気にしない」、企業とのコミュニケーションに親近感がわくと回答していることから、企業選びは「スペック(規模や収入など)」から「リレーション(企業と自分の関係性)」に移行していることがうかがえる。リーマンショック以降の就職難などを目の当たりにしているイマドキの就活生は、企業を多角的にとらえて検証し、自分らしく働ける企業を求めている傾向があるようだ。

 就職先の決め手としては、女性は57.5%が「社風・職場の雰囲気」を重視(男性は35.4%)、男性は23.9%が「給与水準」という現実的な数値を重視(女性は14.3%)している点に、男女の傾向の差が見られた。

 一方で、その企業が正しいかどうかを「企業のネガティブ情報(51.6%)」や「口コミ(22.9%)」などの第三者評価で確認したり、内定を得るための戦略として、選考過程でのウソや練習台として希望外の企業を受験するなど、「プチしたたか」に就職活動に取り組む一面も見られた。
《宮坂 英里》

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