このときランキングの指標として、QS World University Rankingがあげられた。同ランキングで東工大の現在のポジションは66位。日本の大学では3番目の順位だ。しかし、ランキングはあくまで指標であり、三島学長の述べる教育改革の目的は、世界トップレベルの人材を育成することだという。三島学長によれば、東工大は高度成長期からバブル期まで、ものづくりや科学技術の面で、日本の産業を支える人材を育てることによる貢献を責務としてきたが、グローバル化が進む近年では、日本だけでなく世界で通用する人材を育てる必要があると説く。