ドコモと東大が共同研究、MOOCを活用した反転学習の効果検証

 NTTドコモは10月11日、東京大学と連携し、大規模公開オンライン講座(MOOC)を活用した反転学習に関する共同研究を10月から開始すると発表した。

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 NTTドコモは10月11日、東京大学と連携し、大規模公開オンライン講座(MOOC)を活用した反転学習に関する共同研究を10月から開始すると発表した。

 共同研究は、MOOCに反転学習を組み合わせた新たな学習モデルを開発することが目的。2016年9月末まで3年間開設される「東京大学情報学環反転学習社会連携講座」において行われ、2014年春から検証を開始。公開セミナーも年数回開催して、反転学習の効果検証に取り組んでいく。

 MOOCとは、Massive Open Online Courseの頭文字を略した言葉で、大規模公開オンライン講座と略される。「Coursera」や「edX」などが開発・公開され、アメリカを中心に多くの大学や企業が参入し、講義などをインターネット上に提供している。

 反転学習とは、自宅などでオンライン教材を視聴した上で、教室で応用的な内容を学んで理解を深めるという学習スタイル。教室で授業を受け、宿題や復習を自宅で行うという従来の学習形態を“反転”させることで、授業や知識習得の効率化などが期待される。共同研究では、このオンライン視聴にMOOCを活用するための効果や検証に取り組む。

 NTTドコモは10月11日に設立された「日本オープンオンライン教育推進協議会(JMOOC)」にも参画、公開オンライン教育環境の実現に必要な本格的な基盤サービスの提供を目指している。
《奥山直美》

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