岩手県教委が全国学力テストの結果をもとに重点方策まとめたリーフレット作成

 岩手県教育委員会はこのほど、全国学力・学習状況調査(全国学力テスト)および県学習定着度状況調査などの結果から、課題を克服するための方策をまとめたリーフレットを作成したと発表した。

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中学数学A、Bの平均正答率
  • 中学数学A、Bの平均正答率
  • 中学数学A、Bの全国平均との差
  • 小学校国語A、Bの各問題の正答率
  • 中学校国語A、数学Aの各問題の正答率
 岩手県教育委員会はこのほど、全国学力・学習状況調査(全国学力テスト)および県学習定着度状況調査などの結果から、課題を克服するための方策をまとめたリーフレットを作成したと発表した。

 同県の今年4月に実施された全国学力テストの結果は、小学6年生の国語A、B、算数A、Bの4科目の平均正答率は63.13%で全国平均61.93%を1.2ポイント上回り、全国で12位だった。中学3年生の国語A、B、数学A、Bの4科目の平均正答率は60.9%で全国平均62.25%を1.35ポイント下回り、全国で38位の結果に。

 リーフレットでは、平成25年度全国学力テストの課題と今後の取組み、数学担当者への現状分析の提案などが盛り込まれている。

 テストの結果から小中学校ともに、国語A(知識問題)に比べ国語B(活用問題)を苦手とする傾向が見られた。

 中学校の数学では、知識、活用問題の両面で全国との差が拡大。数学Aの平均正答率の全国平均が63.7%に対し、59.9%だった。数学Bでは全国平均41.5%に対し37.4%と、数学A、Bともに4ポイント近く下回っている。特に確率、相対度数の問題の正答率が全国に比べかなり低いことがわかった。

 調査では「数学の授業がわかる」と3分の2の生徒が答えているものの、正答率が伸び悩んでいることから、中学の数学担当者へ現状分析を推進。教師自身が実際にテスト問題を解き、生徒がどのような問題で苦戦しているか実感すること。さらに、いつも同じ生徒の発言で授業が進んでいないか、成績が中間層にいる生徒も伸ばす授業を心がける。資料活用を定着させ、日ごろから進度の管理をすることなどを呼びかけている。

 今後の取組みについても細かく提案。自校の児童・生徒の状況を全体で分析し、どのような授業改善が必要か共通理解を図り、指導実践につなげていく。全国学力テストが実施されていない教科についても、思考力・判断力・表現力などの向上を目指し、「活用」を意識した授業改善が進んでいるか確認し合う機会を設け、進ちょく状況を明らかにしていきたい考え。

 関連ファイルは、県のホームページで公開されている。
《田中志実》

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