群馬県、食に関する実態調査…一人暮らしの大学生6割が朝食摂らず

生活・健康

群馬県「大学生の食に関する実態・意識調査」
  • 群馬県「大学生の食に関する実態・意識調査」
  • 朝食の摂取状況/朝食の欠食理由
  • 朝食の摂取状況(クロス集計)
  • 食事を摂る際の栄養バランスの意識
  • 今後の食生活で力を入れたい事項/今後身につけたい意識
 群馬県は10月21日、「大学生の食に関する実態・意識調査」の結果を公表した。全体でみると6割近くが「ほとんど毎日朝食を食べる」と回答する一方で、下宿・アパートなどで生活している学生は6割が欠食していることが明らかになった。

 同県によると、ライフステージの中でも義務教育を終了した若い世代(青年期)は生活環境の変化の多い頃で、食生活にも多くの問題点が指摘されるが、健康への関心が低い傾向にあるという。この調査は、2012年12月から翌年1月にかけて、県内すべての大学生(4年生大学15校、短期大学9校)の学生を対象に実施。1,288人からの回答を得た。

 朝食に関する質問では、全体では「ほとんど毎日食べる」が56.8%、「週2~3日食べない」が17.8%、「週4~5日食べない」が6.6%、「ほとんど食べない」が18.6%という結果だった。学年別、性別などでも分析しており、上級学年(3・4年生)、男性、下宿・アパートで生活している学生、アルバイトがある学生は、欠食頻度が高くなっている。特に下宿・アパートで生活している学生は「ほとんど食べない」が31%で、「週2~3日食べない」「週4~5日食べない」を合わせると、6割が欠食していることになる。

 欠食理由として、「身支度などの準備で忙しいから」「もっと寝ていたいから」「朝食を食べるのが面倒だから」「食欲がないから」などが並んだ。性別でみると、女性は「身支度などの準備で忙しいから」が男性より多く、男性は「朝食を食べるのが面倒だから」が女性より多かった。また、夕食の時間が遅いと朝食を摂らない傾向にあること、身体面の健康状態(自己評価)が健康であるほど、朝食を摂る傾向にあることがわかった。

 食事をとる際の栄養バランスの意識に関しては、「おおむね意識している」「ときどき意識している」あわせて68.4%だった。今後の食生活で力を入れたい事項(複数回答)では、「栄養バランスのとれた食事の実践(58.2%)」がもっとも多く、次いで「自分で料理する機会(49.1%)」となり、身につけたい知識(複数回答)では、「簡単にできる料理の作り方(52.6%)」「家庭料理の作り方(47.5%)」「健康に配慮した料理の作り方(46.7%)」が上位にあがるなど、改善したいと考えている学生が多いことがうかがえる。

 大学生の食生活を改善しようと試みている大学もあり、立命館大学、慶応義塾大学、福島県のいわき明星大学では、「100円朝食」を実施している。学生にも好評のようだ。群馬県でも、調査に協力した県内の各大学へ、健全な食習慣の大切さなどについての普及啓発、大学生の食生活を支援する環境推進を呼びかけている。
《黄金崎綾乃》

【注目の記事】

編集部おすすめの記事

特集

page top

旬の教育・子育て情報をお届け!(×をクリックで閉じます)