首都圏模試センター、中学受験作戦の組み立てと過去問対策のポイントをアドバイス

 首都圏模試センターはホームページで、中学入試本番まで残り3か月となったこの時期の、併願校まで含めた受験作戦の組み立て方と過去問対策のポイントを紹介。実り多い合格を勝ち取るための上手な受け方や、過去問題への取り組み方をアドバイスしている。

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「受験対策の組み立てと過去問対策のアドバイス」
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 首都圏模試センターはホームページで、中学入試本番まで残り3か月となったこの時期の、併願校まで含めた受験作戦の組み立て方と過去問対策のポイントを紹介。実り多い合格を勝ち取るための上手な受け方や、過去問題への取り組み方をアドバイスしている。

 入試本番3か月の保護者の役割は、数々の学校の教育内容と成果を調べ比較検討することで、「目指す第1志望校へのチャレンジ」を軸に、「第3から第5志望までの併願作戦」をしっかりと固めることにあるという。上手な受け方のポイントは、「なるべく数多くの学校を受ける」「上下の幅をもって受ける」「最後まで明るく受け続ける」の3点。1月中や2月後半戦の機会、近年増えている午後入試も、上手に併願に生かしてほしいとしている。

 なるべく数多くの学校を受けることとは、受けられるチャンスをできる限り生かして、数多くの入試機会にチャレンジすること。初めての入試では、あがってしまったり緊張やプレッシャーから体調を崩してしまうなど、予期しないことが起きる。それでも最終的に「必ず1校は合格できる」併願作戦を、親がしっかりと組んであげてほしいという。

 上下の幅を持って受けることとは、「チャレンジ校(第1志望校)」「実力相応校」「押さえ校(滑り止め校)」の3つを併願校の中に最低各1校は組み込んでおくということ。合格可能性の点から第1志望校を決めきれずにいるなら、迷わず強気でチャレンジすることを勧めるという。その際、上下幅を持たせた併願作戦を確実に組み立てることが、親子の迷いを吹っ切り、第1志望校に近づく大きなステップになるという。

 最後まで明るく受け続けることとは、入試本番までに親子で覚悟を決め、最後の最後まで粘り強く受け抜くこと。合格という強い意思が逆に精神的負担にならないような、万が一のときの備えも必要だという。わが子の資質や個性を十分に育ててくれる学校は決してひとつだけではない。失敗を恐れず、その結果を悲観せずに親子で正面から受け止め、最後まで明るく前向きに受験できるチャンスを生かしてほしいという。

 またこの3か月間は、より実践的な過去問題演習に取り組み、入試での合格力を本格的に養っていく、まさに正念場といえる。しかし、今の時期はまだ第1志望校の合格点が取れなくてもかまわないとしている。志望校の問題傾向などを肌で感じ、これから先の授業や演習の中でひとつひとつ消化できるようになっていくことが大切であり、保護者はゆとりを持った気持ちで見守ってほしいという。

 実際に入試本番で肝心なのは、自分が解ける問題を素早く探して、順序よく確実に解き得点していく力。志望校の過去問に何度も粘り強く取り組んでいるうちに、こうした力が養われていく。時間を有効に使い、できる問題を確実に解き切る力を身につけることが大切だとアドバイスしている。
《荻田和子》

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