就活で親の関与に期待する学生は8割超…ブンナビ調査

 文化放送キャリアパートナーズが平成27年(2015年)卒業予定の学生を対象にした10月のアンケートで、親が就活にかかわることを期待している学生は86.7%だった。特に男子学生が増え、昨年度の調査と比較して4.2ポイント上昇した。

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 文化放送キャリアパートナーズが平成27年(2015年)卒業予定の学生を対象にしたアンケートで、親が就活にかかわることを期待している学生は86.7%だった。特に男子学生が増え、昨年度の調査と比較して4.2ポイント上昇した。

 同社は毎年卒業学年の前年9月から翌年6月まで毎月定期的(12月~5月は月2回)に実施し、職業観、就職活動、学生生活などを調査している。

 今回のアンケート調査は、平成27年春に就職希望の「ブンナビ!」会員の大学生と大学院生を対象に平成25年10月にWeb上で実施。有効回答数は509件だった。

 調査によると、すでに大学の就職ガイダンスに参加した学生は85.9%と昨年より1.2ポイント減、「就活対策の本を購入した」は32%で昨年より9.4ポイント減、「学外での就活講座、就活イベントへの参加」は31%で昨年より5.6ポイント減と、就職準備は全体的に遅い傾向。一方、「自己分析」は58.2%で昨年より5.4ポイント上昇している。

 また、親向けの就職本、大学による親向けの就職セミナーなど、親が子どもの就職活動に関与することが増えている背景から、学生側も親のかかわりを期待しており「何かしら期待」する学生は86.7%いた。男女別にみると、女子学生の86.4%に対し、男子学生が昨年より4.2ポイント上昇して87.4%と、例年女子学生のほうが親を頼る率が高かったが今年は逆転した。

 就活する際に親に期待することの設問(複数選択)には、「就職活動費の援助」(50.7%)、「志望企業決定に関してのアドバイス」(46.4%)、「自己分析に関してのアドバイス」(42%)、「コネ(縁故)での就職先紹介」(10.1%)と答えた。

 海外勤務については、「積極的に海外勤務を志望する」は14.9%で昨年より4.9ポイント減少、「絶対イヤ」な学生は16.5%で昨年より3.4ポイント増え、海外勤務には消極的な結果になった。男女別でみると、男子学生は「積極的に志望する」は20.1%と昨年より3.4ポイント上昇しているが、女子学生は12.4%と昨年より8.8ポイント減少し、男女間で異なる結果になった。

 就職情報サイト「ブンナビ!2015」は12月1日にオープンする。
《田中志実》

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