筑摩書房より新書「公立中高一貫校」が12月4日に刊行された。全国103校すべての適性検査問題分析をもとに、求められる能力因子を解明。塾や合格者へのインタビューを通じて、公立中高一貫校の現状もレポートする。 学力試験が課されないため対策がしづらい「公立中高一貫校」受検の全国規模での傾向を明らかにした書籍。「どんな子どもが受かるのか?」「私立との違いは?」「各校で実施される『適性検査』の内容は?」「親子でできる対策法は?」といった疑問について、難関受験教育のエキスパートである著者が入試分析をもとに解明する。 巻末には、平成25年度適性検査問題分析一覧を付録し、頻出ポイントは実際の入試問題を見ながら解説している。また、体験談をもとに親子でできる対策法も盛り込んでいる。◆公立中高一貫校著者:小林公夫価格:840円出版社:筑摩書房仕様:新書(256ページ)発売日:2013年12月4日目次:第1章 新しいブランドの誕生1 中学入試はこの25年間でどう変容してきたか2 リーマンショックと公立中高一貫校の台頭3 データから見た公立中高一貫校を受検する家庭の特色と傾向4 中高一貫校の理想と現実――私立と公立の接近・首都圏と地方の違い5 公立中高一貫校の授業はどこがどう違うのか6 公立中高一貫校に合格する親と子どもの特徴7 中学受験戦線の行方第2章 公立中高一貫校が問う能力、資質――学習塾、教育産業はどう考えているか第3章 公立中高一貫校で問われる新しい能力因子1 判断推理力+空間把握力2 集合能力+観察力3 図解化力+分解力4 異文化を理解する力5 弱者に対し温かい視点を持つ力6 複数の対立する価値を比較し利益を衡量する力7 自分の考えを他者に伝える作文力8 公立中高一貫校が問う能力――四つの帰結第4章 親子で乗りきった「公立中高一貫校」受検《体験談》第5章 子どもたちから見た公立中高一貫校の特色と生活《体験談》第6章 親の力で、子どもを公立中高一貫校に合格させる〈付録〉平成25年度適性検査問題分析一覧
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