【文科省】2014年度文科省予算、実質456億円の大幅増とその陰…12/24下村大臣会見

 下村博文文部科学大臣は12月24日の定例記者会見で2014年度文科省予算が実質456億円の大幅増額に、大幅予算増の陰で少人数教育は足踏みとなってしまったことなどについて発言した。

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下村文部科学大臣定例記者会見のようす
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  • 世界トップレベルの学力・規範意識を育むための教師力・学校力向上7か年戦略
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 下村博文文部科学大臣は12月24日の定例記者会見で2014年度文科省予算が実質456億円の大幅増額に、大幅予算増の陰で少人数教育は足踏みとなってしまったことなどについて発言した。

◆12月24日のテーマ
2014年度文科省予算、実質456億円の大幅増額に(0:11~)
大幅予算増の陰で少人数教育は足踏み(14:44~)
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・2014年度文科省予算、実質456億円の大幅増額に
 12月24日に閣議決定された2014年度予算案において文部科学省一般会計予算は5兆3,627億円で前年度より69億円増となった。また給与・臨時特例法の終了にともなう増額や復興特別会計繰入への減額、内閣府に計上される戦略的イノベーション創造プログラムSIPの創設対応などの影響額等を勘案すると、実質的には456億円の大幅な増額となっている。

 主な内容としては学校力の強化として小学校英語の教科化や、いじめ・道徳教育への重要課題に対応するため教職員定数の配置改善を推進するとともに、教員給与については財政審などから縮減すべきと指摘されていたが、全体として給与水準は維持したうえで部活動指導手当などの増額や給与の調整額の縮減を行うなど、メリハリのある給与体系を推進する。

・大幅予算増の陰で少人数教育は足踏み
 今夏に発表された世界トップレベルの学力・規範意識を育むための教師力・学校力向上7か年戦略のトップ項目であった少人数教育について、2014年度予算に組み込むことができなかった。これは2014年度予算編成過程において、財務省からマイナス5,800人程度の教職員定数の削減(自然減3,800、人財務当局が指摘する2,000人)があり、また人材確保法にもとづく給与の優遇措置分の縮減など、厳しい対応を求められたためである。

 児童・生徒数が来年度は今年度と比べ11万人減少、そして学校統合の進展によって2,400学級にともなう定数減として4,513人の教職員が削減される。しかし少人数教育による成果はPISAでも証明されていることから、折衝を続け事実上マイナス10人に抑えることができた。「習熟度別指導や35人以下学級は成果も出ていることから、今後もさらに推進していく必要があると考えている。2015年度に向けて考えていきたい」と述べた。


《田邊良恵》

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