東京学芸大学の「小学校と中学校の学びを一体とした『体つくり運動』の学習評価」プロジェクトは、小中学校教員や教育関係者などを対象とした研究報告会を3月2日に開催する。 平成20年に改訂された小学校学習指導要領では、それまで高学年からの内容であった「体つくり運動」が低学年から内容として示された。このことによって「体つくり運動」は、小学校1年生~高校3年生まで必修である唯一の領域となり、体育教師の注目を集めているという。 東京学芸大学ではこのような変化を受け、平成25年度から「小学校と中学校の学びを一体とした『体つくり運動』の学習評価」プロジェクトをスタート。よりよい「体つくり運動」の実践を支える評価のあり方について学校種を超えて研究している。 当日は、授業実践提案と模擬授業として、「ICTを活用した持久走の授業づくり」を実施する。無線で心拍数データをiPadに送信し、教師が確認しながら活動するほか、持久走を個人的実践ではなく、集団的実践としてとらえた楽しく学ぶ持久走の授業提案を行うという。 また、研究発表は「教師のみとり」に関する提案と、「自己評価」に関する提案について、分科会形式で行う。さらに、「具体的事例から小中学校を架橋するよりよい体つくり運動の授業実践について語る!」をテーマとしたパネルディスカッションを開催し、「体つくり運動」の学習評価について、議論を深めていく。◆「小学校と中学校の学びを一体とした『体つくり運動』の学習評価」プロジェクト・研究報告会日時:3月2日(日)9:30~17:30会場:東京学芸大学 合同棟大教室&附属小学校対象:小中高等学校の教員、学生など体育指導に興味のある人定員:100名(先着順)締切:1月30日(木)17:00申込み:メール参加費:無料※報告会終了後の情報交換会参加者は500円