2014年に続けたい目標、親子ともに「家での毎日の勉強習慣」が1位

 2014年に続けたい目標は、親子ともに「家での毎日の勉強習慣」が1位となり、家庭学習が親子共通の目標であることが、ベネッセコーポレーションの調べで明らかになった。

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2014年に続けたい目標
  • 2014年に続けたい目標
  • 2014年に親から子に続けさせたい習慣
  • 継続するために必要なこと
  • 2013年に立てた目標を続けられているか
  • 1日あたりの家での勉強時間
  • 「勉強しなさい」と親に言われたときの気持ち
 2014年に続けたい目標は、親子ともに「家での毎日の勉強習慣」が1位となり、家庭学習が親子共通の目標であることが、ベネッセコーポレーションの調べで明らかになった。

 同調査は、親子に聞く2014年こそ続けたい目標について、小学4~6年生または中学1~3年生の子がいる父親・母親各312名の計624名を対象にWeb調査を実施。子の回答は、親が代理回答した。調査期間は2013年12月7日~8日。

 子どもが2014年に続けたい目標は、1位「家での毎日の勉強習慣」33.8%、2位「早寝・早起き」30.3%、3位「忘れ物をしないこと」25.6%。一方、親から子に続けさせたい習慣は、1位「家での毎日の勉強習慣」50.3%、2位「部屋や机の整理整頓」44.2%、3位「早寝・早起き」40.5%となった。子どもの「家での毎日の勉強習慣」は、親子共通の目標でもあることが明らかになった。

 「子どもの学習に関する目標」について、「継続するために必要なこと」を子どもに尋ねたところ、小中学生ともに1位「楽しんでできる仕掛け」、2位「わからないとき、すぐに教えてくれる存在」となった。小学生は続いて、3位「ほめたり励ましたりしてくれる存在」、中学生は、同率2位として「達成度(どこまでできたか)や成果がわかる仕掛け」が並んだ。中学生は「自分で学習成果が確認できること」を重要視しており、小学生と比較して自立した学習が身についてくる様子がうかがえる。小学生は「わからないときは導いてくれ、要所で褒め、励ましてくれる」といったサポートを、中学生より必要としていることがわかる。

 「2013年に立てた目標を続けられているか」を質問したところ、1日3回以上褒められている子では、63.4%が「続けている」と回答。一方、1日1~2回の子では58.2%に留まっている。また、全く褒められていない子(少数のため参考値)では42.3%と、やや差の開く結果となった。

 1日あたりの家での勉強時間について尋ねたところ、全く褒められない子では「1時間未満」の層が47.1%ともっとも多く、1~2回褒められる子でも同様の結果(44.7%)がみられた。一方、1日3回以上褒められる子では「1時間以上2時間未満」の層が43.8%ともっとも多かった。

 子どもが「勉強しなくちゃ」と思っているときに「勉強しなさい」と親に言われたときの気持ちについて質問したところ、約半数が「やる気がなくなる」「イライラする・頭にくる」と回答。我が子を想う親の気持ちとは裏腹に、子どもの心理には逆効果となっている可能性がある。

 日本ポジティブ心理学協会代表理事の宇野カオリ氏によると、「モチベーションの土台となる『感情』を、ポジティブな方向に向けることが大切。なぜ勉強することが楽しいのか、新しいことを知る喜びに結びつけてあげると良い」という。
《工藤めぐみ》

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