3歳児期の「生活習慣」の定着で4歳児期の「学びの基礎」を育成

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3 歳から4 歳の時期にかけて、「学びに向かう力」としての「自己抑制」「協調性」「がんばる力」が大きく発達
  • 3 歳から4 歳の時期にかけて、「学びに向かう力」としての「自己抑制」「協調性」「がんばる力」が大きく発達
  • 4歳児の自己抑制・頑張る力・論理性の分布
  • 保護者が子どもの意欲を尊重する態度などの分布
 ベネッセ教育総合研究所・次世代育成研究室は「第1回幼児期の家庭教育調査・縦断調査」を実施した。それによると3歳児期の「生活習慣」の定着で4歳児期の「学びの基礎」が培われることが明らかになった。2012年に年少児だった子どもをもつ母親1,460人に自記式アンケートを行い集計した。

 この調査は3歳児期から小学1年生までの4年間に、幼児期から小学校入学までの生活や意識の変化をとらえることを目的に、同一の子どもを継続的に調査していくもので、今回は3歳児から4歳児までの期間となる。小学校入学以降の学習・生活にとって必要な幼児期の学びである「生活習慣」「学びに向かう力」「文字・数・思考」の3つを軸として調査した。

 主な結果として「自分がやりたいと思っても、人の嫌がることはがまんできる」3歳児期71.3%から4歳児期79.9%(8.6ポイント増)、「友だちとけんかをしても、あやまるなどして仲直りができる」3歳児期83.5%から4歳児期89.2%(5.7ポイント増)、「自分でしたいことがうまくいかないときでも、工夫して達成しようとすることができる」3歳児期56.9%から4歳児期65.2%(8.3ポイント増)となり、「学びに向かう力」としての「自己抑制」「協調性」「がんばる力」が大きく発達していく傾向が見られた。

 また、「生活習慣」を3歳児期に身につけることで、4歳児期での「生活習慣」「学びに向かう力」「文字・数・思考」の力が育っていき、さらに保護者が「子どもの意欲を尊重する」という態度を取ることが、子どもの「学びに向かう力」や「文字・数・思考」に重要な役割を果たすこともわかったという。

 これにより3歳児の時期に生活習慣を身に付けられるようにすること、自分の力で考えられるように上手に促すことが子どもの「学びの力」を育てることになると考えられている。
《田邊良恵》

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