前年より1週間ほど早く関東全域で花粉シーズン突入

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ポールンロボ
  • ポールンロボ
  • ポールンロボ。デモンストレーションのため目の色を故意に変化させている。きれいだが何らかの現代美術の作品みたいでもある
  • ポールンロボの内部。外気を吸い込み、レーザー光線で花粉などの粉塵を測定する。夏が過ぎた頃にウェザーニューズへ返還され、メンテされた後、次のシーズンの設置者へ貸与される
  • 歴代のポールンロボ。向かって左端、初代ポールンロボを示すのがウェザーキャスターの眞家和泉さん、右端の現行ポールンロボを示すのが、同じくウェザーキャスターの堀井雅世さん
 ウェザーニューズは1月28日、一定の花粉飛散が東京都、神奈川県、千葉県、群馬県、茨城県の7都県で26日に観測され、今後、飛散が増える見込みであることから、関東全域で“花粉シーズン”に突入したと発表した。昨2013年と比べて約1週間~10日早く花粉シーズンに突入した。

 ウェザーニューズでは全国約1000ヵ所に、独自の花粉測定器『ポールンロボ』を設置し、花粉の飛散を観測している。1月24日頃、東京都内3割以上の観測点において、26日は約9割の地点で、花粉飛散量が10個に達した。これは花粉に敏感な人に症状が出始めるレベルだ。26日に調査した、花粉症の人からの症状報告からも、東京都では全調査対象者1450人中の約2割の人が“ややつらい”またはそれ以上の症状を感じ始めている。その他の県でも、1月23~26日に10個を超える花粉が確認された。

 ウェザーニューズの予想では、2014年の花粉飛散量は、平年(2008~13年の平均飛散量)と比べて、全国平均で1割程度増加する。エリア別では、東海から九州を中心に西日本では平年と比べて2割増加する見込みで、統計的に花粉が飛びにくい年になる地域が多いが油断はできないという。早いエリアでは1月末~2月上旬に飛散開始が見込まれる。

 ウェザーニューズでは、一般の方と共に花粉症に立ち向かう「花粉プロジェクト」を毎年実施している。このプロジェクトでは、全国の花粉症に悩む人に『ポールンロボ』と名付けられたウェザーニューズ独自の花粉観測機器を、自宅や病院、企業などに設置してもらう。

 『ポールンロボ』から得られた花粉飛散量の観測データは、リアルタイムに公開されるほか、設置者や周辺地域の方から寄せられる花粉症状の報告と照らし合わせ、地域の細かい花粉飛散数とそれに伴う症状の解析の試みに役立てられる。『ポールンロボ』は花粉だけでなく、黄砂やPM2.5を測定することが可能であるため、今年は、西日本に例年より多く設置し、観測を強化する。

 『ポールンロボ』の観測データは、1時間ごとの詳細な花粉予報や週間予報、飛散状況が一目で確認できるシミュレーションなどに反映され、スマホアプリ「ウェザーニュースタッチ」や携帯サイト、インターネットサイト「ウェザーニュース」を通してリアルタイムに配信される。

 花粉観測機『ポールンロボ』は、2013年11月に設置者の募集を行ない、全国1000名に貸与される。『ポールンロボ』は風通しが良く、雨が直接当たらない自宅の軒下などに設置され、LANケーブルとルーター経由でインターネットに接続される。電源はLANケーブル経由で給電される。

 直径15cmほどの球体で人の顔に見立てられており、人の呼吸と同じ量を吸引するように設定され、口の部分で実際に人間が空気中で吸い込む花粉量を計測することができる。『ポールンロボ』の目の色は、観測する花粉量により、花粉が飛んでいない状態の「白」から、「青」「黄」「赤」「紫」へと5段階で目の色が変化する。また“花粉飛散量”だけでなく、“気温”、“湿度”、“気圧”、空気中の“ダスト”も観測し、気象状況と花粉飛散の関係の追及や、春先に多い黄砂や、火山灰などの飛散状況を把握する際にも役立てられる。

関東地方で“花粉シーズン”に突入…ウェザーニューズ『ポールンロボ』測定値

《高木啓@RBB TODAY》

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