【インフルエンザ2014】流行拡大、1週間の推計患者数は187万人

 インフルエンザの全国的な流行がさらに拡大し、1月27日~2月2日までの1週間に医療機関を受診した患者数は、推計で187万人に上ることが2月7日、厚生労働省の発表で明らかになった。

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インフルエンザ流行レベルマップ
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  • 定点当たり報告数推移
  • 定点当たり報告数推移(都道府県別)
 インフルエンザの全国的な流行がさらに拡大し、1月27日~2月2日までの1週間に医療機関を受診した患者数は、推計で187万人に上ることが2月7日、厚生労働省の発表で明らかになった。

 厚労省によると、第5週(1月27日~2月2日)の患者報告数は17万403件、定点当たり報告数は34.44。前週の定点当たり報告数24.81から大きく増加した。

 都道府県別では、沖縄県(68.98)、大分県(60.03)、宮崎県(56.08)、神奈川県(47.96)、埼玉県(47.87)、福岡県(45.57)、佐賀県(45.05)、長野県(44.66)、滋賀県(44.53)、千葉県(42.47)、東京都(41.18)、長崎県(41.01)、群馬県(41.00)の順に高く、45都道府県で増加傾向にあった。

 全国の保健所地域で、警報レベルを超えているのは40都道府県の274か所、注意報レベルを超えているのは45都道府県の243か所となっている。

 第5週に全国の医療機関を受診した推計患者数約187万人のうち、年代別では5~9歳がもっとも多い約44万人だった。次いで10~14歳が約26万人、0~4歳が約25万人と、子どもの割合が高かった。

 流行拡大に伴い、小中学校などにおける学級・学年閉鎖も増えており、第5週に学級・学年閉鎖の措置を取った施設数は5,600、今シーズンの累計では9,736施設に上った。

 インフルエンザ患者の入院報告数は全47都道府県から1,016例あり、前週の816例から増加した。

 直近5週間(2014年第1~5週)のインフルエンザウイルス検出状況では、AH1pdm09の割合がもっとも多く、次いでB型、AH3亜型(A香港型)の順となっている。
《奥山直美》

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